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ネズミが電気ケーブルをかじる?予防策と火災を防ぐために事前に行うべきこと

■記事の信頼性

☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員

☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

☆日本ペストロジー学会会員

☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の

防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!

(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)

 

ネズミが電気ケーブルをかじるという話を聞いて、不安を感じていませんか?食害や健康被害はよく知られていますが、「ケーブルをかじられた!」という被害も意外と多いものです。そこで今回は、ネズミが電気ケーブルをかじらないようにするための対策や、万が一火災が起こった際に備えて実施しておくべきことについてご紹介したいと思います。

 

ネズミが電気ケーブルをかじる原因とは

 

対策と火災前にやっておきたいこと”すぐくる”

 

ネズミは雑食性で様々なものを食べますが、電気ケーブルは消化できないため「食事」としては摂取しません。

では、なぜネズミが電気ケーブルをかじるのかというと、それは「歯を削るため」です。

 

ネズミがケーブルをかじるのは「歯を削るため」なのか?

げっ歯類であるネズミは、生涯にわたって歯が伸び続けます。歯が伸び続けると食事を摂るのが難しくなることがあるため、ネズミは硬い物をかじって歯を削ろうとするのです。

この際、ネズミはかじる物の硬さに関係なく、手の届くものを次々とかじります。クマネズミなどは天井裏や壁の中に巣を作るため、近くにある電気ケーブルがターゲットになりやすいのです。

 

電気ケーブルだけでなく、インターネットや機械のケーブルもかじられることがあります。

 

普段人がいない天井裏や壁の中にある配線はネズミにかじられやすいですが、リビングにあるネット機器のケーブルや、パソコン、テレビ、冷蔵庫などの電源ケーブルもかじられることがあります。

 

ネズミは夜行性で、人が起きている時間帯にはあまり姿を見せませんが、夜間や深夜には活動を始めることがあります。そのため、ケーブルの対策を行う際は、目に見える場所だけでなく、見えない場所にも対策を施すことが重要です。

 

ネズミがケーブルをかじるのを防ぐための対策

ネズミ”すぐくる”

ネズミがケーブルをかじる問題は昔からよく見られますが、現在ではしっかりとした対策が取られています。

ケーブル自体に最初から対策が施されているものと、後から自分で対策できるものの2種類がありますので、それぞれについてご紹介します。

 

防鼠ケーブルを使用して、ネズミがかじるのを防ぐ

最近では、ネズミに電気ケーブルをかじられないようにするために、「ケーブル自体に防鼠機能が備わっている」ケーブルが開発されています。

ケーブル本体にネズミが嫌う「トウガラシ」の成分を含ませることで、ネズミが近づかないようにしたり、ケーブルをかじらせないようにすることができます。この防鼠ケーブルは、最初からケーブルに対策が施されているものであり、後から追加することはできません。

そのため、防鼠ケーブルではないタイプのケーブルには、「防鼠テープ」を使ってネズミが近づかないように対策を行います。

 

防鼠テープを使って、ネズミが近づかないようにする

防鼠テープとは、ネズミが嫌う成分、例えばトウガラシなどが含まれたテープです。

普通のケーブルに防鼠テープを巻きつけることで、防鼠ケーブルと同様の効果が得られます。

防鼠テープは、ネットショップやホームセンターで購入でき、価格は1個1,000~1,500円程度です。ケーブルにかじられた跡がある場合や、家の中にネズミの痕跡がある場合は、早めにケーブルを保護しておくと安心です。

 

ネズミが電気ケーブルをかじることで火災が発生することがある?

 

燃える家”すぐくる”

ネズミが電気ケーブルをかじると、電力の供給が停止したり、機器が使えなくなるだけでなく、「火災が発生する」といった重大な問題が起こることもあります。

火災そのものが大きな問題ですが、「火災が発生した後」にもさまざまなトラブルが発生する可能性があります。

 

ネズミが原因の火災は火災保険が適用されない?

ネズミが原因の火災の場合、「火災保険」が適用されないことがあります。保険の内容によって異なりますが、基本的にはネズミが原因の火災には保険が適用されないと考えておいた方が良いでしょう。

 

ネズミがケーブルをかじって火災が発生し、家財や建物に損害が出た場合でも、補償が一切されないとなると、金銭的に非常に困難な状況になるでしょう。

 

そのため、火災保険の内容を定期的に確認しておくことをおすすめします。すでに保険に加入している方は、契約内容を保険会社に確認し、これから加入する方は、契約前にネズミによる火災が補償対象かどうかを確認しておくと安心です。

 

漏電ブレーカーがあれば火災を防げる?

 

漏電ブレーカーがあるため、ネズミが電線をかじっても火災にはならないと思っている人もいます。

 

ただし、漏電ブレーカーがあっても、ネズミが内部に入り込んで火災を引き起こすことがあります。古い建物でも新しい建物でも、ネズミによる火災のリスクは存在するため、十分な対策を講じることをお勧めします。

 

まとめ

今回は、ネズミが電気ケーブルをかじる理由や、ケーブルを守るための対策、火災を防ぐために事前に行うべき対策について説明しました。ネズミによる被害といえば食害や健康被害が一般的ですが、ケーブルをかじられる問題も少なくありません。最悪の場合、火災に繋がることもあるので、日常的に防鼠テープを巻くなどの対策を施しておくと安心です。

さらに、もし家の中にネズミがいるなら、駆除は必須です。自分で駆除を行う場合でも、業者に頼む場合でも、「ネズミが繁殖する前」に対策を取ることが大切です。

ネズミは一度家に住みつくとすぐに繁殖し、数が急増しますので、早めに駆除を始めることを強くおすすめします。

 

ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等の害虫でお悩みの方は

 

 

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