シロアリが住み着いている家の7つの特徴とは?また、シロアリを放置することの危険性についても解説します!
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)
シロアリは床下や壁の内部にある木材を食べるため、被害にすぐに気づくことが難しいです。さらに、被害が進行すると、建物にさまざまな悪影響を与えることになります。この記事では、シロアリが潜んでいる可能性がある家の特徴と、シロアリの危険性について詳しく解説します。
シロアリが住み着いている家の7つの特徴とは?
庭や玄関に羽のあるアリが見られる。
庭や玄関で羽アリを見かけた場合、既にシロアリ被害が進行している可能性があります。これは、シロアリが巣の容量が限界に達する4月から10月にかけて、集団で飛び立つ習性を持つためです。羽アリを発見した場合、大量のシロアリが発生している可能性があるため注意が必要です。
ドアの開閉時にスムーズさを感じない。
浴室の入口ドアや玄関のドアなどで開け閉めがスムーズでない場合、シロアリがいる可能性があります。枠と扉が擦れていたり、ドアが完全に閉まらなかったりする場合は注意が必要です。扉の枠やかまちの部分が食害を受けていたり、家全体が傾いている場合も考えられます。
室内に木くずやフンが落ちている
部屋の中に木くずやフンが落ちている場合、シロアリが発生している可能性があります。木くずが仕上げ材から出ている場合は被害が初期段階である可能性がありますが、構造体を食べ進めた末に仕上げ材に達している場合は、被害が進行していることも考えられます。木くずやフンを発見した際は、早めに専門業者に相談しましょう。
床が柔らかくたわむ感じがする。
シロアリに床下の木材を食べられると、耐久性が低下し、床が柔らかく感じられることがあります。シロアリは暗く湿気の多い場所を好むため、建物の基礎や床板に潜んで木材を食害しているケースがよく見られます。
浴室の壁や柱に変色が見られる
壁や柱の内部がシロアリに食害されて空洞ができると、湿気を吸収しやすくなり、変色することがあります。特に浴室は湿度が高くなりやすいため、シロアリが発生しやすい環境です。タイル張りの浴室は湿気がこもりやすいので注意が必要です。変色は徐々に進行するため、日頃からこまめに確認することが重要です。
壁や柱を叩くと、ポンポンと音が鳴る。
壁や柱を叩いた際にポコポコと音がする場合、内部が空洞化している可能性があります。ほかの部分を叩いてみて、音が異なる場合は、その部分がシロアリに食害されている可能性があります。
庭にある木製品が蟻害を受けている。
デッキや縁側、木の破片がボロボロになっていたり、DIYで使用した木材の破片が食べられていたりする場合、シロアリがいる可能性が高いです。シロアリは湿った木材を好むため、雨に濡れた木材が食害を受けることがあります。木製品が食べられていたり、杭や塀がぐらついていたりする場合は注意が必要です。
シロアリに侵入されやすい家の7つの特徴とは?
床下の換気が不十分である
シロアリは湿気の多い場所を好むため、床下の通気性が悪いとシロアリが発生しやすくなります。特に、もともと床が低い建物や、増改築で床下が低くなった建物は注意が必要です。
家の周囲に森や水辺が存在する
森林が近くにあると、樹葉からの水分蒸発で湿度が高くなりやすくなります。また、水辺が近くにあると、もともと土地が湿っているためジメジメした環境が作られます。したがって、森林や水辺の近くに住んでいる場合はシロアリに注意が必要です。
日光があまり当たらない。
日陰にある家はシロアリが発生しやすいです。シロアリは日光に弱く、日が当たらない湿った環境を好むためです。日当たりが悪い家では湿気がこもりやすく、シロアリにとって理想的な条件となります。
雨漏りや水漏れをそのままにしている。
雨漏りや水漏れを放置していると、柱や床の木材が長期間湿った状態になり続けます。水分を多く含んだ木材はシロアリにとって好まれる食物です。そもそも、家の中はシロアリにとっても快適な温度と湿度が保たれており、雨漏りや水漏れをそのままにしておくことで、シロアリが住みつきやすくなります。
庭にダンボールや木材が放置されている。
木材だけでなく、段ボールもシロアリの餌になります。そのため、庭に放置すると、地中にいるシロアリが外気に触れることなく餌にアクセスできるようになります。また、庭に物を多く置いていると、日陰の場所が増えてシロアリにとって快適な環境ができてしまいます。
押入れが湿っぽい匂いがする。
押し入れにカビが発生している場合、湿気が溜まっている可能性が高く、そのような環境はシロアリにも適しています。カビ自体がシロアリを引き寄せるわけではありませんが、カビが生える環境とシロアリが好む環境が似ているのです。押し入れがカビ臭い場合は、シロアリが発生していないか確認してみましょう。
水辺の近くに建っている。
水に関連する土地に建物が建っている場合、湿気がこもりやすい環境であることが多いです。日本には多くの河川があり、水辺に関する地名が付けられていることがよくあります。そのため、地名に「水」や「川」などが含まれている場所に建つ家は、川が近くにあったり、昔水辺だった場所である可能性があります。湿度が高くなりやすいため、シロアリに注意が必要です。
シロアリの被害は家のどの部分に現れる?
シロアリは風通しが悪く湿気の多い場所を好むため、浴室やキッチンはシロアリが発生しやすい場所です。特にタイル張りの浴室は湿気がこもりやすく、シロアリが発生しやすい環境となり、土台や柱が食害されやすくなります。
また、玄関周りもシロアリが発生しやすい場所です。玄関はシロアリにとっての出入り口となり、土と木材が近いため、侵入経路になりやすいのです。さらに、雨漏りしている場所や湿気が溜まっている床下もシロアリ被害が起こりやすいです。
シロアリが発生している家が直面する3つのリスク
家の耐震性能が低下する
シロアリは家の木材を食害するため、耐久性が低下し、台風や地震などの自然災害によって倒壊するリスクが高まります。阪神淡路大震災や熊本地震でも、倒壊した家の多くでシロアリ被害が確認されています。家の倒壊は人命に関わる重大な問題であるため、シロアリが発生している可能性がある場合は、早期に駆除や修繕を行うことが重要です。
修理費用がかさむ
シロアリの被害は徐々に広がっていきます。被害範囲が広がると、薬剤の散布範囲も広くなり、修理が大規模になるため、補修費用も増加します。シロアリの被害が進行するほど修理費用が高くなるため、駆除や補修の費用を抑えるためには、早期に業者に連絡することが重要です。
不動産の価値が減少する
シロアリが発生している建物は、その資産価値が大きく低下します。シロアリの発生により耐久性が損なわれ、深刻な欠陥と見なされるためです。特に将来的に売却を考えている場合、売却価格が下がったり、買い手が見つからなかったりする事態を避けるためにも、早期に駆除を行うことが重要です。
シロアリが発生している家が取るべき4つの対策
薬剤を使ってシロアリを駆除する
シロアリは薬剤を使用して駆除することができます。専門業者に依頼し、木材の表面や内部に専用の薬剤を散布または注入してもらいます。ただし、薬剤の効果は時間とともに薄れていくため、5年ごとに再処理が必要です。
食害を受けた部分を強化する
シロアリ駆除後には、食害を受けた部分を補強する必要があります。シロアリの被害を受けた箇所は耐久性が大きく低下している可能性が高いためです。新しい木材に交換し、その後薬剤を散布することで、シロアリの再発を防ぐことができます。
防蟻対策を行う(侵入経路を閉じる)
シロアリは基礎や土台のコンクリートにある隙間やひび割れから侵入してきます。隙間やひび割れが見つかった場合は、粘着テープやパテで塞いで侵入経路を閉じることが効果的です。しかし、基礎や土台のコンクリートのひび割れは建物の劣化が原因で生じることが多いため、業者に依頼して問題がないか確認してもらうことも重要です。
床下の換気を確保する
床下に湿気がこもるとシロアリが発生しやすくなります。特に通気口が雑草で覆われていたり、家の周りに物置があると通気が悪くなります。湿度を下げるために調湿材を撒いたり、換気ファンを設置したりする作業は、専門業者に依頼することをお勧めします。
シロアリが発生している家の特徴に関するQ&A
シロアリが発生しない家は存在するのか?
A.
定期的に防蟻処理を行うことで、シロアリが発生するリスクを大幅に減らすことができます。信頼できる業者に依頼してきちんと消毒を行えば、約5年間その効果が持続します。しかし、雨漏りや水道の漏水があると、消毒効果が低下するため、シロアリの発生を防ぐためには、雨漏りや水漏れの点検と、定期的な防蟻処理が重要です。
シロアリが自然にいなくなることはあるのか?
A.
すでに手遅れかもしれませんが、シロアリが木材を完全に食べ尽くしてしまうと、いなくなることもあります。
また、必ずしも食べ尽くしたわけではなく、急に姿を消すこともあります。シロアリは人の出入りが多い家には住み着かないため、掃除やリフォームなどの作業音に驚いて、いなくなることもあります。
まとめ【シロアリが発生している家は放置してはいけない!】
この記事では、シロアリが発生している家の特徴やそのリスクについて詳しく説明しました。シロアリは高湿度の環境と湿った木材を好むため、この2つの要素がない限り、シロアリが発生するリスクは低くなります。
雨漏りや水漏れは早急に修理し、湿度を適切に管理することが大切です。万が一シロアリが発生した場合には、速やかに駆除を行いましょう。また、5年に一度は薬剤を散布してシロアリの予防を行うことが推奨されます。
ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等のでお悩みの方は
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