私たち”すぐくる”総合リビングサービス㈱が虫や動物（害虫獣）を防除する、つまり追い払ったり数を減らしたりする一番の目的は、彼らがもたらす被害をなくすことです。

しかし、その「被害をなくす」という具体的なゴールは、相手がどんな種類の害虫獣かによって大きく異なります。

■記事の信頼性

☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員

☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

☆日本ペストロジー学会会員

☆一般社団法人 大日本猟友会会員

☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の

防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です！

（”すぐくる”総合リビングサービス株式会社　高橋）

🐛 害虫防除（ぼうじょ）駆除の目的と意義：なぜ昆虫を追い払う必要があるのか？

1. 病気を運ぶ虫の防除（媒介害虫）

👉 目的は「病気をなくすこと」

• 具体的な目標： 虫そのものをゼロにする必要はありません。虫に運ばれて広がる病気を撲滅（ぼくめつ）したり、消滅させたりすることが真の目的です。

• 考え方： 虫を追い払うのは、病気の伝染をストップさせるための手段にすぎません。病気がうつらなくなるレベルまで虫の数を減らせばOKです。

• 効果の評価： 病気にかかった人の数や、亡くなった人の数が減ったかどうかで判断します。

2. 刺したり血を吸ったりする虫、不快な虫の防除（有害害虫・不快害虫）

👉 目的は「虫の存在そのものを減らすこと」

• 具体的な目標： 虫による吸血の被害や、見たときの不快感・かゆみなどを減らすことです。そのためには、虫の数を減らすか、いなくする必要があります。

• 考え方： このタイプの防除では、虫がいること自体が問題になります。

虫（節足動物）に運ばれて広がる危険な病気は媒介感染症と呼ばれ、その多くが世界的な健康問題となっています。

特に「蚊」は地球上で最も多くの人命を奪っている生物とも言われており、非常に多くの病気を媒介します。

主な病気の種類と、それを運ぶ代表的な虫（媒介昆虫・ダニ類）をわかりやすくまとめます。

🦟 蚊が媒介する主な感染症

蚊が媒介する感染症は種類が多く、特に熱帯・亜熱帯地域で大流行しています。

🕷️ ダニ類が媒介する主な感染症

マダニやツツガムシなどのダニ類も、野山や草むらで人に取り付き、危険な病気を媒介します。

🪳 その他の虫が媒介する感染症

📌 「不快感」を防除する難しさ

• 人によって違う感覚： 虫に対する「不快だ」「イヤだ」という感覚は、人それぞれで大きく異なります。ある人にとっては美しい鑑賞（かんしょう）の対象でも、別の人には我慢できない害虫になることがあります。

• 慣れと環境の変化： 普段から虫のいない清潔な環境にいると、少しでも虫を見ると以前より強く不快に感じるようになることがあります。

• 数の問題ではないことも： 虫の数を減らしても、不快に感じる人の気持ち（被害感）がなかなか減らないという困ったケースもあります。

🗝️ 不快害虫防除の大きなポイント

不快害虫の防除においては、「イヤだと感じる人側の問題」が解決のカギになることがとても多いです。

• 不快感の原因： 不安や不快感、恐怖の原因の多くは、「この虫は何？」「どこから来たの？」「人に害はないの？」「どうすればいなくなるの？」といった**虫に関する情報不足（無知）**から来ています。

• 最も有効な方法： 虫の正体や生態、対処法などの正確な情報を提供することが、実はとても有効な防除方法になることがあります。虫のことが分かった途端に、不安や不快感がスッキリ解消することもあるからです。

したがって、不快害虫の防除は、単に虫の数を減らすだけでなく、「情報提供」も含めた総合的なアプローチが大切になります

🐗 害獣防除（ぼうじょ）駆除の目的と意義：なぜ動物を追い払う必要があるのか？

害獣（クマ、イノシシ、シカ、ハクビシン、アライグマ、ネズミなど）を駆除したり、追い払ったりする主な目的も、彼らがもたらす被害をなくすことです。

害獣の防除目的は、大きく分けて「経済的な被害の防止」「生活環境や衛生の保護」「生態系の保護」の3つに分けられます。

1. 経済的な被害の防止（農業・林業・漁業）

👉 目的は「財産と生産物を守ること」

• 具体的な目標： 畑の農作物を食べられたり、山の木を傷つけられたり、養殖の魚を食べられたりする被害を防ぐことです。

• 考え方： 害獣による食害や生活圏の破壊は、農家や漁師などの収入に直接的な打撃を与えます。その被害額をゼロに、あるいは許容できるレベルまで抑えることが主要な目的です。

• 対象となる被害：

  • 農作物被害： イノシシやシカ、サルなどによる稲や野菜、果実の食害。

  • 林業被害： シカなどによる樹皮剥ぎや枝の食害。

2. 生活環境と衛生の保護（都市部・住宅地）

👉 目的は「安全で快適な生活を守ること」

• 具体的な目標：

  • 衛生面の確保： ネズミやアライグマなどが運ぶ病原菌（サルモネラ菌、レプトスピラ症など）の感染リスクをなくすこと。

  • 家屋の保護： 屋根裏に入り込んだハクビシンやアライグマやネズミなどによる糞尿（ふんにょう）の害や建物の破損を防ぐこと。

  • 人的被害の防止： クマなどによる人身事故を防ぐこと。

• 考え方： 害獣の存在は、私たちの生活空間の快適性（騒音、悪臭）と安全性（病気、建物損壊）を脅かします。

• 特に注意が必要な🐭 ネズミによる火災の主な事実とメカニズム
  

  1. 歯を削る習性による電気配線のかじり

  ネズミの前歯は一生伸び続けるため、ネズミは硬いものをかじって歯を削る習性（齧歯性）があります。

  • 被害対象： 彼らにとってかじりやすい硬さである電気ケーブルや家電の電源コード、壁の内部配線などがターゲットになります。

  • 出火の仕組み（ショート）：このとき発生する強い火花が火種となります。

    ※参考【新潟市消防局】トラッキング現象による発火

  • 出火の仕組み（漏電）： 銅線がむき出しになり、周囲のホコリや可燃物に電気が漏れる（漏電）と、過熱が起こり、最終的に出火に至ります。

  2. 火災の発生箇所

  ネズミが潜みやすい、普段目につきにくい場所で火災が起きやすいです。

  • 天井裏や壁の中： 電気配線が多く、ホコリや断熱材などの燃えやすいものが多いため、ショートした火花が引火しやすい環境です。

  • 家電製品の裏側や内部： 冷蔵庫、エアコン、温水ボイラーなどの裏や内部の電源コードや電気部品が、ネズミにかじられてショートする事例が報告されています。

  3. 糞尿によるトラッキング現象の促進

  ショート・漏電以外にも、糞尿が原因となる可能性があります。

  • メカニズム： 配電盤やコンセント付近にネズミの糞尿が付着すると、その水分や塩分、有機物が電気を通す（導電性）ことで、コンセントとプラグの間に電気が流れるトラッキング現象を促進し、出火の原因となることがあります。

  4. 実際の発生件数（事例）

  ネズミが原因の火災は、決して珍しいことではありません。

  • 東京消防庁のデータ: 東京消防庁の調査によると、ネズミなど動物が関連した火災は毎年平均20件程度発生しており、そのうちネズミが主な原因となる事例が多く含まれています。

  • 過去の事例： 過去には、雑居ビルの焼肉店の床の電気コードをネズミがかじって全焼した事例や、冷蔵庫の電源コードをかじってショートし死者が出た事例などが報告されています。

  これらの事実から、ネズミの駆除と予防は、衛生面や経済的な被害防止だけでなく、火災から人命と建物を守るという極めて重要な意義があることがわかります。

3. 生態系と多様性の保護

👉 目的は「バランスの取れた自然環境を守ること」

• 具体的な目標： 特定の害獣（シカなど）が増えすぎた結果、食べ過ぎによって特定の植物が消えてしまうこと（植生被害）を防ぐことです。

• 考え方： 害獣の密度が高くなりすぎると、本来その地域に存在する植物や、それを食べる他の動物の生態系全体のバランスが崩れてしまいます。近年、日本のシカやイノシシの増加は、生物多様性を脅かす大きな問題となっており、その数を適正なレベルに管理することが求められています。

📌 害獣駆除の意義：単なる「殺処分」ではない

害獣駆除の真の意義は、**「人と動物の適切な距離感を保つこと」**にあります。

単に数を減らすだけでなく、地域住民の安全、生活の質、そして自然環境全体の健全性を守るための**「管理」**活動であると言えます。近年では、駆除だけでなく、追い払いや侵入防止対策（柵の設置など）も重要な防除手段となっています。

害虫・害獣の駆除は私たち登録事業者にお任せください！

【”すぐくる”総合リビングサービス株式会社のご紹介】

私たち”すぐくる”総合リビングサービス株式会社は、建築物ねずみ昆虫等防除業登録を持つ、害虫・害獣駆除の登録業者です。市役所や保健所では対応できない、害虫・害獣被害の根本解決をお約束します。

「害虫や害獣の被害を確実に止めたい」「再発したくない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。有資格者がお客様の状況に合わせたきめ細やかなサポートを心がけています。

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