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屋根裏の動物対策にバルサンは有効? 知っておきたいメリット・デメリットを徹底解説

■記事の信頼性

☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員

☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

☆日本ペストロジー学会会員

☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の

防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!

(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)

 

屋根裏に動物が住み着くと、騒音や悪臭、糞尿による衛生面への被害、さらには建物が傷つくなど、さまざまなトラブルにつながります。だからこそ、こうした動物たちは一刻も早く追い出すか、駆除するなどの対策が必要です。

 

「バルサンを使えば、屋根裏の動物を追い払えるんじゃないか?」そう考える方もいらっしゃるかもしれませんね。バルサンはゴキブリやダニ、ノミといった害虫駆除にはよく使われますが、屋根裏にいるネズミやイタチ、ハクビシンのような動物にも効果があるのか、疑問に感じるでしょう。

 

この記事では、屋根裏の動物にバルサンが本当に効くのか、そしてバルサンを使う場合のメリット・デメリット注意点について詳しく解説します。間違った使い方をすると、かえって状況を悪化させてしまう可能性もあるので、ぜひこの記事で正しい知識を身につけて対策を進めていきましょう。

 

  目次
 ・バルサンで屋根裏の動物対策?そのメリットとは
 ・バルサン使用時に知っておきたい5つの注意点
  1. 必ずしも効果があるとは限らない
  2. 火災や爆発の危険性
  3. 煙による健康への影響
  4. 法律に触れる可能性も
  5. 動物の子どもが犠牲になることも
 ・ バルサンに頼らない!屋根裏動物の追い出し方
  1. 害獣用くん煙剤の活用
  2. 忌避剤で寄せ付けない
  3. 光で追い払う
  4. 音で驚かす
 ・放置厳禁!屋根裏動物がもたらす4つの被害
  1. 騒音トラブル
  2. 悪臭の発生
  3. 衛生環境の悪化
  4. 健康被害のリスク
 5. 屋根裏の動物駆除はペストコントロール協会会員事業者にお任せ!
 6. まとめ

 

バルサンで屋根裏の動物対策?そのメリットとは

屋根裏に入り込んだ動物を追い出す方法として、バルサンの利用を考える人もいるでしょう。特に気密性の高い家であれば、バルサンから出るミスト状の煙と、その強いニオイの組み合わせによって、屋根裏の動物が嫌がって逃げ出す可能性は十分にあります。

 

ただし、バルサンの効果を最大限に引き出すには、煙が屋根裏全体にしっかり行き渡るようにするのが大切です。そのため、使う際は屋根裏の広さに合わせて適切な量の薬剤を選び、煙が隅々まで充満するように工夫する必要があります。

 

バルサン使用時に知っておきたい5つの注意点

バルサンは手軽に使える一方で、いくつかの注意すべき点があります。具体的には、使用前に以下のデメリットを把握しておくことが重要です。

 

・無許可での駆除が法律違反となるケースがあること

・動物を完全に駆除できる保証はないこと

・火災や爆発につながる危険性があること

・動物の子供が逃げ遅れ、最悪の場合、死んでしまうリスクがあること

 

これらのデメリットについて、一つずつ詳しく解説していきますので、バルサンを使う前に必ず確認しておきましょう。

 

1. 必ずしも効果があるとは限らない

バルサンを使っても、動物を確実に駆除できるとは限りません。なぜなら、バルサンは元々、ゴキブリやダニ、ノミといった害虫を対象としたくん煙剤であり、ネズミ、イタチ、ハクビシンなどの哺乳類には本来向けられていないからです。

 

動物がバルサンの煙を嫌がり、一時的に屋根裏から姿を消すことはあるでしょう。しかし、煙がなくなれば、再び戻ってくるケースがほとんどです。そのため、バルサンは根本的な解決策にはなりにくいことを覚えておきましょう。

 

2. 火災や爆発の危険性

バルサンの煙や霧状の粒子には、害虫を駆除する成分が含まれていますが、その際に発生するガスには引火しやすい成分も含まれています。そのため、もし火花が出たり、熱源となる設備が近くにあったりすると、火災につながる危険性があるんです。

 

また、屋根裏でバルサンを使うと、その煙が火災報知器のセンサーに反応してしまうことがあります。煙を感知するタイプの火災報知器が設置されている家では、バルサンの煙を火事だと誤認して、警報が鳴り響く可能性が高いでしょう。

 

こうしたトラブルを防ぐためにも、バルサンを使う前には火災報知器をビニールや専用のカバーで覆っておくのが非常に重要ですよ。

 

3. 煙による健康への影響

バルサンは、密閉された空間で害虫を駆除する効果的な製品ですが、屋根裏での使用には注意が必要です。建物の構造上、屋根裏の隙間から煙が漏れ、居住空間に広がる可能性があります。

 

 人体への影響

バルサンの煙は害虫には強力ですが、人体にも悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、以下のような症状が考えられます。

 ・咳や喉の違和感: 煙を吸い込むことで粘膜が刺激されます。

 ・目のかゆみや充血: 煙が目に入ることで引き起こされます。

 ・軽度の中毒症状: 換気が不十分な状態で長時間煙を吸い込むと発生する可能性があります。

 

 ペットへの影響と使用後の換気

人間だけでなく、ペットもバルサンの煙の影響を受ける可能性があります。特に室内でペットを飼っている場合は、より一層の注意が必要です。

バルサンを使用した後は、家全体を徹底的に換気し、煙を完全に排出することが重要です。また、ペットや乳幼児がいるご家庭では、バルサンを使用する前に屋根裏から離れた部屋へ移動させておくことを強くおすすめします。

 

4. 法律に触れる可能性も日本には、「鳥獣保護管理法」によって手厚く保護されている動物がたくさんいます。これらの動物を捕まえたり、駆除したり、飼ったり、売ったりするには、許可が必要です。もし無許可でこれらの行為を行うと、1年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科せられる可能性があります。

 

あなたの家の屋根裏に住み着きやすい動物の中にも、この法律で守られているものがいます。例えば、コウモリ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、タヌキなどがこれに該当します。もし彼らが屋根裏にいたら、バルサンなどの薬剤を使って誤って殺してしまう可能性もゼロではありません。これらの動物が屋根裏にいる場合は、まずは自治体に相談し、適切な許可を得てから対処するようにしましょう。

ネズミは例外!

一方で、クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミといった「家ネズミ」は、病原菌を媒介するリスクが高いため、法律の保護対象ではありません。そのため、これらのネズミを駆除する際に許可は不要です。

 

このように、害獣の種類によって対応が大きく異なります。駆除を考える前に、必ず対象の動物が法律で保護されているかどうかを確認し、適切な方法で対処するようにしてくださいね。

 

5. 動物の子どもが犠牲になることもハクビシンやネズミ、イタチといった害獣も、私たち人間と同じように子育てをします。もし屋根裏にバルサンのような強い煙やニオイが充満すると、親は本能的に子どもを危険から守ろうとして、別の場所へ避難させようとします。

 

その際、親が選ぶ逃げ道の一つとして、煙が届かない壁の隙間に子どもを隠すことがあります。しかし、壁の隙間が狭い場合、一度隠れた子どもを親が後から救出できなくなり、結果として子どもが壁の内部に取り残され、死んで腐敗してしまうケースがあります。

動物が腐敗すると、悪臭被害はもちろんのこと、病原体の発生による健康被害にもつながりかねません。

 

実際、私たち”すぐくる”総合リビングサービス株式会社には、バルサン使用後に「壁の内側から小動物の鳴き声が聞こえる」といったお問い合わせが多数寄せられています。このような悲劇を避けるためにも、安易にバルサンを使用せず、駆除の方法は慎重に検討することが非常に重要です。

害獣駆除でお困りの際は、ぜひ専門家にご相談ください。

 

バルサンに頼らない!屋根裏動物の追い出し方

バルサンの使用に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、本章ではバルサンを使わずに動物を追い出す方法を4つご紹介します。

 

  1. 害獣用くん煙剤の活用
  2. 忌避剤で寄せ付けない
  3. 光で追い払う
  4. 音で驚かす

 

ご紹介する方法はすべて、動物が嫌がるものを設置して、彼らが快適に過ごせない環境を作るのに役立ちます。それぞれの方法について、これから詳しく見ていきましょう。

 

1. 害獣用くん煙剤の活用

害獣用くん煙剤は、ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマなどの哺乳類を対象とした専用の製品です。害虫駆除用のバルサンとは異なり、これらの動物に強い刺激を与える成分が含まれており、効果的に追い出すことができます。

 

大まかな使用手順は以下の通りです。

 

・屋根裏の換気口や出入り口を開ける: 動物が逃げられるように、事前に逃げ道を確保します。

・くん煙剤を設置・着火: 製品の取扱説明書に従って設置し、着火します。

・煙が充満するまで待機: 1~2時間ほど煙が充満するまで待ちます。この間、屋内に煙が広がらないよう換気を調整してください。

・侵入経路を塞ぐ: 害獣が逃げたことを確認したら、再び侵入されないよう、すぐに侵入経路を塞ぎましょう。

 

バルサンと同様に、害獣用くん煙剤に含まれる刺激臭や忌避成分は、人間やペットにも悪影響を及ぼす可能性があります。特に、アレルギー体質の方やペットを飼っているご家庭では、使用に際して十分な注意が必要です。

 

「駆除はしたいけれど、安全面が心配…」という方もいるでしょう。私たち公益社団法人日本ペストコントロール協会会員会員”すぐくる”総合リビングサービス株式会社では、一般には流通していない専用の薬剤を使用しています。

これらの薬剤は、人間やペットに害を与えないよう配慮されていますので、ご不安な場合はぜひ一度ご相談ください。

 

2. 忌避剤で寄せ付けない

忌避剤は、動物が嫌がる成分を利用して、特定の場所から追い出す製品です(先の章で紹介した害獣用くん煙剤も、煙を使った忌避剤の一種と言えます)。ここでは、煙を使わないタイプの忌避剤についてご紹介します。

 忌避剤には、主に以下の3つのタイプがあります。

・スプレータイプ: 直接吹き付けて使うため、即効性が高いのが特徴です。

・固形タイプ: 設置するだけで効果が持続しやすいため、長期的な対策に適しています。

・ジェルタイプ: ジェル状なので、凹凸のある場所や狭い隙間にも塗布しやすいのが利点です。

 

基本的な使い方は、害獣用くん煙剤と同様です。比較的安全に使える忌避剤ですが、使い方を誤ると健康被害につながる可能性があります。

 

製品によっては、ハッカ油やカプサイシンなど、人間にとっても刺激となる成分が含まれています。そのため、使用する際は皮膚や目に付かないよう、手袋やマスクを着用しましょう。使用後には、十分に換気を行い、ニオイが室内に広がるのを防ぐことが大切です。

 

3. 光で追い払う

屋根裏に忍び込む動物の多くは、暗く静かな場所を好みます。特にネズミ、ハクビシン、イタチのような夜行性の動物は、強い光を嫌う傾向があるため、屋根裏を人工的に明るくすることで、彼らにとって居心地の悪い環境を作り、自然と追い出すことができます。

 

光を使った対策で一般的なのは、LEDライトを設置する方法です。屋根裏にLEDライトを取り付け、24時間点灯し続けることで、動物は落ち着きがなくなり、別の場所へ移動する可能性が高まります。

 

さらに効果的なのは、フラッシュライト(点滅ライト)を使うことです。点滅する光は動物にとってより大きなストレスとなるため、すぐに屋根裏から出て行ってくれるかもしれません。

 

ただし、光を使った対策には注意点もあります。動物は学習能力が高く、光に慣れてしまう可能性があるためです。長時間同じ光を当て続けると、「この光は安全だ」と認識し、そのまま住み続けてしまうこともあり得ます。

 

また、電源の確保も忘れてはいけません。屋根裏にはコンセントがないことが多いため、電池式やソーラー充電式のライトを選ぶと便利です。

 

4. 音で驚かす

 

ネズミ、ハクビシン、イタチといった害獣は、静かな場所を好む傾向があります。そのため、屋根裏で継続的に音を出すことで、「ここは危険だ」と思わせ、自然と追い出す効果が期待できます。

 

たとえば、害獣は人の気配を嫌がるため、ラジオや音楽を流すと「人がいる場所」と認識し、出ていく可能性が高まります。また、振動スピーカーを使えば、音だけでなく微細な振動も同時に発生させられ、害獣にとって居心地の悪い環境を作り出せます。

 

ただし、音を使った対策には注意が必要です。害獣は学習能力が高く、同じ音を長時間流し続けると慣れてしまい、効果が薄れてしまうことがあります。さらに、あまりにも大きな音を出すと、近隣住民に迷惑をかけてしまう可能性がある点にも気をつけましょう。

 

放置厳禁!屋根裏動物がもたらす4つの被害

屋根裏に動物が住み着いていると気づいても、「そのうちいなくなるだろう」と放置してしまうケースは少なくありません。しかし、そのままにしておくと、様々な問題が発生するリスクがあるんです。

 

この章では、屋根裏の動物を放置することでどのようなトラブルが起こりうるのか、その具体的な危険性について詳しく解説します。

 

騒音トラブル

屋根裏に動物が住み着くと、騒音被害は避けられない問題です。特に夜行性の動物だと、深夜から早朝にかけて動き回るため、ご家族の睡眠を妨げたり、大きなストレスの原因になったりすることがよくあります。

 

また、動物が出す騒音は、天井や壁を伝って隣の家まで響く可能性も。マンションやアパートといった集合住宅では、これが近隣トラブルやクレームの原因になりかねません。

 

もし屋根裏に動物がいるのをそのままにしておくと、繁殖が進んで騒音がさらにひどくなる可能性も十分にあります。もし騒音が聞こえ始めたら、できるだけ早く対処することが大切です。

 

悪臭の発生

屋根裏に動物が住み着いたまま放置すると、家中に不快な悪臭が広がる可能性があります。これは、動物の排泄物や死骸、あるいは巣に残されたゴミが原因です。長期間放置すると、換気をしてもなかなかニオイが消えなくなることがあります。

 

屋根裏から漂う悪臭は、単に不快なだけでなく、健康にも悪影響を及ぼすことも。たとえば、動物の糞尿や死骸が乾燥して粉塵になると、それが空気中に舞い上がり、アレルギーや気管支炎、さらには喘息の原因になることもあります。

 

換気口や天井の隙間からニオイが漏れ出し、家全体に影響を及ぼすケースもあります。特にアレルギー体質の方や、小さなお子さん、ご高齢の方がいるご家庭では注意が必要です。

 

衛生環境の悪化

屋根裏に動物が住み着くと、その糞尿や巣作りのゴミが溜まり、屋根裏全体が汚染されてしまう可能性があります。この汚染がひどくなると、家の構造自体にダメージを与え、経済的な被害につながるだけでなく、ご家族の健康を害する原因にもなりかねません。

 

屋根裏の汚染が深刻になる前に、早めに害獣対策を行い、ご自宅の快適な環境を守りましょう。

 

 

屋根裏の動物駆除はペストコントロール協会会員事業者にお任せ!

屋根裏に動物が入り込むと、不安やストレスを感じてしまいますよね。しかし、バルサンなどを使ってご自身で駆除するのは難しく、間違った方法をとるとかえって状況が悪化することもあります。安全かつ確実に問題を解決するなら、専門の駆除業者に頼むのが一番です。

 

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社では、屋根裏に潜む害獣を徹底的に駆除するだけでなく、再発防止策まで含めたプランをご提案しています。お客様のご予算やご要望に合わせた最適な解決策で、快適な生活環境を取り戻すお手伝いをいたします。

 

屋根裏の害獣被害でお困りでしたら、ぜひ”すぐくる”総合リビングサービス株式会社にご相談ください。迅速で信頼できる対応で、安心できる住まいを取り戻します。

 

まとめ

「バルサンで屋根裏の動物を追い出せるかも?」そう思う方もいるかもしれません。しかし、バルサンはもともとゴキブリやダニといった害虫向けに作られたもので、ネズミやハクビシン、イタチのような哺乳類には効果が限られます。むしろ、動物を逃げ場のない場所に追い詰めてしまい、屋根裏で死骸が腐敗するといった新たな問題を引き起こす可能性もあるため、使用には注意が必要です。

 

そこでおすすめしたいのが、害獣駆除の専門家(ペストコントロール協会会員事業者)に相談することです。プロなら、専門知識と技術で、安全かつ確実に問題を解決してくれます。もし屋根裏の動物被害でお困りだったり、具体的な対策で悩んでいたりするなら、どうぞお気軽に”すぐくる”総合リビングサービス株式会社へご相談ください。

 

ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等の害虫でお悩みの方は

 

 

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☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

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☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社へご相談ください。

 

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