ネズミが1匹でも発見された場合、注意が必要です!放置することで生じるリスクや、適切な対応方法についてご紹介します。
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)
家の中でネズミを1匹見かけると、不安になるのは当然のことです。「他にもいるのではないか?」と心配になることが多いでしょう。実際、ネズミは繁殖力が高いため、1匹見かけただけで、他にも潜んでいる可能性があります。この記事では、ネズミ1匹を発見した際のリスクや、効果的な対処方法について詳しく説明します。
目次
ネズミを1匹見つけた場合、他にもいる可能性が高い?
ネズミ1匹を放置することによるリスク
ネズミを1匹見つけた際に取るべき対応方法
ネズミを家に住み着かせないための対策
ネズミ駆除が難しい場合、ぺストコントロール協会会員の事業者への依頼が効果的!
まとめ
ネズミを1匹見つけた場合、他にもいる可能性が高い?

ネズミを1匹見かけても「1匹だけだから大丈夫」と考えるのは危険です。特に子ネズミを発見した場合、周囲には親ネズミを含む複数のネズミが潜んでいる可能性が高いです。
親ネズミは近くに巣を作り、すでに繁殖している恐れがあります。ネズミの繁殖期は春から秋にかけてで、1年に5〜6回も出産を繰り返します。1回の出産で生まれるネズミは6〜7匹ほどで、出産から次の繁殖までの期間がわずか20日程度と非常に短いです。
さらに、ネズミは繁殖力が非常に強く、子ネズミは生後3ヶ月程度で繁殖可能になります。このため、放置しておくと1匹のネズミから瞬く間に数十匹に増えてしまうことも珍しくありません。
ネズミは急速に増えるため、1匹でも見つけた場合は早急に対策を講じることが重要です。早めに行動することで、ネズミによる被害を防ぐことができます。
ネズミ1匹を放置することによるリスク

ネズミは非常に強い繁殖力を持っており、1匹を見かけた場合、放置すると予想外の被害に繋がることがあります。ネズミは急速に繁殖し、その結果、家屋や物へのダメージが広がるだけでなく、健康への影響も増大するリスクがあります。1匹を見逃すと、数週間以内に状況が悪化することがあるため、早期の対策が重要です。
家や物品に対する損害
ネズミは歯が常に伸び続けているため、それを削るために家の中のあらゆる物をかじる習性があります。このため、家の構造や家具、さらには電気ケーブルや配管などをかじって破壊する恐れがあります。
壁や床の内部に巣を作り、断熱材や木材を損傷させることもあります。さらに、電気ケーブルをかじるとショートや火災のリスクが高まり、非常に危険です。
また、ネズミは食べ物を求めてキッチンなどで食材をかじることが多く、食品の衛生状態を脅かします。家の中の食材が汚染されると、それを廃棄することになり、経済的損失が生じることもあります。
ネズミは非常に器用で、小さな隙間からでも侵入して被害を広げるため、速やかに対策を講じることが必要です。
健康に対する影響
ネズミは病原菌やウイルスの運び屋として知られ、家の中に病気を広げる危険があります。特に、糞や尿が問題となり、サルモネラ菌などの食中毒の原因となる細菌が広がり、キッチンや食材が汚染されることもあります。
また、ネズミの糞や尿がアレルギーの引き金になり、免疫力の低い子どもや高齢者に深刻な健康影響を与える可能性もあります。
さらに、レプトスピラ症やハンタウイルス肺症候群など、ネズミが媒介する深刻な感染症に対する警戒も必要です。
これらの病気は、ネズミと直接接触しなくても感染するリスクがあります。乾燥した糞や尿が空気中に漂い、それを吸い込むことで感染や発症が起こる場合があります。家族の健康を守るためにも、早期のネズミ駆除が重要です。
ネズミを1匹見つけた際に取るべき対応方法
ネズミを1匹見かけた場合、迅速に対応することが求められます。駆除方法の一つとして、殺鼠剤(毒餌)を使うことがありますが、これには注意が必要です。毒餌を食べたネズミが死んだ場合、その死骸を家の中で処理することになり、衛生面で問題を引き起こす可能性があります。
また、死骸を見つけられない場合、臭いの問題が発生することもあるため、殺鼠剤の使用は推奨できません。次に、ネズミ駆除に効果的で安全な方法をご紹介します。
方法1|粘着トラップや捕獲用カゴを利用する
ネズミ駆除の方法として、粘着トラップや捕獲カゴは簡単で効果的な選択肢です。粘着トラップは、ネズミが通ると思われる場所に配置し、強力な粘着力でネズミを捕まえる仕組みです。トラップにかかったネズミは逃げられないため、確実に捕えることができます。
設置場所としては、壁際や角など、ネズミが通りやすい場所を選ぶことが重要です。ただし、粘着トラップで捕まえたネズミは生きている場合が多く、後処理が必要になる点は留意が必要です。後処理に抵抗がある場合は、別の方法を考えるのも一つの手です。
一方、捕獲カゴは、餌を使ってネズミを生け捕りにする道具です。カゴに餌を入れて、ネズミが中に入ると自動的に扉が閉まり、ネズミを捕まえることができます。生け捕りなので、捕まえたネズミを人里離れた場所に放すことも可能です。この方法は、毒を使いたくない方や、殺すことを避けたい場合に適しています。
どちらの方法も、ネズミが通りそうな場所に設置することが鍵となります。ネズミの習性や動きを理解し、適切な位置に設置することで、より効果的に駆除が可能です。
方法2|忌避剤の使用
ネズミ駆除の方法のひとつに忌避剤を使用することがあります。忌避剤はネズミが嫌がる成分を放出し、近づかないようにするアイテムです。これにはスプレータイプ、燻煙タイプ、設置タイプの3つがあり、それぞれ異なる状況での使用に適しています。
スプレータイプ
スプレータイプの忌避剤は、ネズミが通りそうな場所や侵入しやすい経路に直接噴霧して使います。ネズミが嫌う強い匂いや成分を含んでおり、効果的に近づくのを防ぎます。
使用方法は簡単で、窓の隙間や配管周辺、ドアの下などにスプレーするだけで、すぐに効果が現れます。ただし、効果は持続性があまり長くないため、定期的に再度スプレーをする必要があります。局所的な対策には便利ですが、広範囲の対策には他の方法との併用が望ましいです。
燻煙タイプ
燻煙タイプの忌避剤は、煙を発生させてネズミを追い払う方法です。特に屋根裏や壁の中など、アクセスが難しい場所に隠れているネズミに効果的です。煙が家中に広がり、ネズミが嫌がる成分を広範囲に散布できますが、
使用中は煙を吸わないように注意が必要です。人やペットは一時的に避難し、家具や食材を保護する準備も必要です。燻煙剤は一度の使用で広範囲の駆除が可能ですが、再侵入を防ぐ効果はないため、ネズミの侵入経路を塞ぐことが重要です。
設置タイプ
設置タイプの忌避剤は、ネズミの通り道に設置することで長期間にわたってネズミの侵入を防ぐことができます。このタイプの忌避剤は、効果が持続し、設置後はほとんど手間がかかりません。主にゲル状や固形タイプが多く、ネズミが嫌う成分を徐々に放出します。ただし、即効性は低いため、既に家の中にネズミがいる場合には他の駆除方法と併用することが推奨されます。
方法3|超音波や電磁波を利用してネズミを追い払う
超音波や電磁波を利用したネズミ駆除は、薬剤を使わないため、子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できる方法です。ネズミはこれらの波を感知すると、強いストレスを感じ、居心地が悪くなってその場所を離れることが多いです。
超音波装置を設置する際は、効果を高めるために障害物が少なく、音波が遮られない場所に置くことが重要です。同様に、電磁波を使用する場合も家の構造や配置を考慮し、適切に設置することが求められます。
ただし、超音波や電磁波を使った駆除方法には即効性がなく、長期的な使用を前提にした対策として適しています。また、ネズミがこれらの音や波に慣れてしまうこともあるため、効果を維持するためには他の駆除方法と組み合わせるのが望ましいです。
ネズミを家に住み着かせないための対策
ネズミは一度家に入ると、その繁殖力の高さから迅速に数が増え、被害が広がる恐れがあります。これを防ぐためには、ネズミが家に住みつかないようにするための予防策が必要です。
侵入経路を遮断する
ネズミの侵入を防ぐためには、わずかな隙間を見逃さずに完全にふさぐことが大切です。ネズミは1cmほどの隙間でも進入できるため、外壁、窓、ドア、配管周辺、通気口などをしっかり点検することが必要です。隙間が見つかった場合、コーキング剤、スチールウール、金網を使って封じ込めると効果的です。特に配管や通気口には十分な注意を払い、定期的に点検を行うことが重要です。
ネズミが巣を作る材料を家の周りに放置しない
ネズミは新聞紙や段ボール、布などを巣の材料として利用します。これらが家の中に放置されていると、ネズミが入り込みやすくなりますので、不要なものはこまめに整理整頓しましょう。
特に段ボールや紙袋などは、密封して保管するか、プラスチック容器に入れると効果的です。巣材となるものを減らすことで、ネズミが住み着く可能性を低くすることができます。
食べ物を放置しない
ネズミが家に住み着く主な要因のひとつは、容易に食料を確保できる環境です。食べ物やゴミが放置されていると、ネズミがそれを求めて侵入しやすくなります。
キッチンやダイニングテーブルに食べ物を置きっぱなしにせず、食材は密閉容器に入れて管理することが大切です。さらに、ゴミはしっかり蓋のついたゴミ箱に入れ、生ゴミはこまめに処分することで、ネズミの侵入を防ぐ効果が期待できます。
ネズミ駆除が難しい場合、ぺストコントロール協会会員の事業者への依頼が効果的!
ネズミを自力で駆除するのは非常に難しく、侵入経路を特定して塞いだとしても、完全に封鎖できていなければ再び戻ってくる可能性があります。また、ネズミの習性や行動パターンを理解していないと、駆除が不十分になり、結果的に再発を招くこともあります。
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社では、ネズミの駆除方法を熟知した防除作業監督者が、効果的な駆除方法を提供します。侵入経路の徹底調査から完全封鎖、再発防止策の実施まで、総合的な対策を行うことが可能です。
まとめ
ネズミを1匹見つけたら、すぐに対策を講じることが重要です。放置すると繁殖が進み、建物への被害や健康リスクが高まります。侵入経路を遮断し、巣の材料や食料となるものを取り除くことが基本的な予防策です。駆除が困難な場合は、専門業者に依頼して、確実に問題を解決しましょう。
ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等の害虫でお悩みの方は
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
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☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
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