ネズミが昼間に隠れている場所はどこか?主な隠れ場所4選
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☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)
ネズミの気配を感じたら、早急にその生息場所を特定して駆除することが重要です。しかし、ネズミは昼間に姿を見つけるのが難しいため、「どこに隠れているのか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。ネズミの気配を感じても、実際にその姿を確認できなければ、侵入しているかどうかも不明確です。今回は、ネズミが昼間にどこにいるのか、主な隠れ場所やその見つけ方について紹介します。
ネズミは昼間、どこに隠れている?
ネズミは通常、夜行性で昼間は巣穴や隠れ場所で休んでいます。昼行性の捕食者や人間から身を守るため、明るい時間帯には安全な場所に隠れていることがほとんどです。
ただし、昼間に活動するネズミもいるため、出会うことも十分にあります。ここでは、ネズミが昼間にどこで身を潜めているのかについて説明します。
食べ物が置かれている場所、キッチンなど
ネズミはエネルギーを体に蓄えるのが苦手で、1日に何度も食事を摂る必要があります。そのため、餌が豊富な場所に頻繁に現れる傾向があり、その場所の例が「キッチン」になります。ネズミは雑食性で、人間の食べ残しや生ゴミも食べ物として利用します。
キッチンは食材や生ゴミがよく置かれているため、ネズミにとっては餌を得るのに理想的な場所となります。
冷蔵庫の下など、湿気が多い場所
家に出現するネズミの中でも、「ドブネズミ」は湿気の多い場所を好みます。冷蔵庫の下や洗面台の下、トイレなどの水回りに隠れていることがあるため、注意が必要です。一方、「クマネズミ」は泳ぐのが得意ではなく、トイレやキッチンなどの水回りの場所を避ける傾向があります。
天井や屋根裏のような高い場所
跳躍力に優れた「クマネズミ」は、天井や屋根裏のような高い場所を好みます。2階の窓から侵入することもあるため、窓を開けたままにしていると、気づかないうちに侵入されることがあります。そのため、天井からネズミの足音が聞こえる場合、クマネズミが隠れている可能性が高いと言えます。
押入れの奥など、隠れ家として利用できる場所
ネズミは、安全で快適な場所を住処に選びます。通常、天井や屋根裏、押入れ、壁の中などの暗くて狭い場所に隠れています。また、温かく湿気のある場所も好むため、キッチンや浴室、家電の裏などもネズミの住処になることがあります。
家に住み着くネズミは3種類あります。
日本には約10種類のネズミが生息しているとされていますが、家や建物に害を与えるのは「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。この3種のネズミは「イエネズミ」としても知られています。
ネズミの種類によって行動や生息場所が異なるため、それぞれの特徴を理解し、適切な対策を講じるために、各ネズミの特性を把握しておくことが重要です。
クマネズミ
クマネズミは体長が14〜20cm程度で、イエネズミの中では中くらいの大きさです。背中は褐色、腹部は白色で、特徴的なのは体よりも尾が長く、耳が大きいことです。
跳躍力に優れ、高い場所を好んで住みます。天井裏や屋根裏、さらには2階の窓からも侵入することがあります。泳ぎが得意ではなく、水辺にはあまり住みません。また、警戒心が強く、人に見つかるとすぐに逃げてしまいます。
ドブネズミ
ドブネズミは体長が約18〜26cmで、イエネズミの中では最も大きい種類です。背中は褐色、腹部は灰色をしており、見た目はクマネズミに似ていますが、尾が体に比べて短く、耳が小さい点が特徴です。
ドブネズミは泳ぎが得意で、1分間に5〜8メートルの速さで泳ぐことができます。水回り、特にトイレやキッチンを好んで住みつきます。
ハツカネズミ
ハツカネズミは体長が5〜10cmの小型のイエネズミで、毛色は灰褐色です。特徴的なのは、短いしっぽと小さな体です。体が軽いため、わずかな隙間を見つけて侵入することができます。
ハツカネズミは乾燥に強く、倉庫や物置など乾燥した場所に住むことが多いです。また、ジャンプ力を活かして高い場所にも生息します。
ネズミが家に侵入しているかどうかは、「ラットサイン」を確認することで判断できます。
ネズミは夜行性のため、昼間に見つけるのは難しいですが、「ラットサイン」と呼ばれる痕跡を発見することで、ネズミが住んでいることがわかります。ここでは、ネズミの存在を示す4つのラットサインを紹介します。
【ラットサインその1】:ネズミの糞や尿
ネズミは活動する場所に糞や尿を残す習性があります。黒や茶色で約1cm程度の小さな塊が見つかれば、それはネズミの糞の可能性があります。また、ネズミの種類によって糞の形や大きさが異なります。
・クマネズミ:糞の長さは6〜10mm程度で、色は茶色や灰色。細長い形状で、散らばっていることが多い。
・ドブネズミ:糞の長さは10〜20mm程度で、色は焦茶色や灰色。太くてまとまった形をしている。
・ハツカネズミ:糞の長さは4〜7mm程度で、色は茶色。両端が尖った形をしている。
また、ネズミの糞はアンモニアのような臭いを放つことも特徴です。糞には病原菌が含まれている可能性があるため、素手で触れないようにしましょう。
【ラットサインその2】:黒い擦れた跡
ネズミの体には油分や汚れが付着しており、通った場所には黒い擦れ跡が残ります。ネズミは壁や床の隅を使って移動することが多く、同じルートを何度も通るため、黒い汚れが蓄積されます。壁に黒い汚れがないか確認してみましょう。
【ラットサインその3】:かじられた痕跡
ネズミは前歯が生涯にわたって伸び続けるため、固い物をかじることで歯の長さを調整します。そのため、柱や家具、電線などをかじることがよくあります。
【ラットサインその4】:足あと
ネズミが通過した場所には、足跡が残り、その形がはっきりと見えることがあります。尻尾を引きずって移動するため、足跡の間に尻尾の跡が残ることがあり、この線が見つかればネズミが通った証拠と言えるでしょう。
ネズミをそのままにしておくことは危険です!放置することで生じる可能性のあるリスクについて解説します。
ラットサインを見つけた場合、ネズミが家にいる可能性が高いため、早急に駆除することが重要です。ネズミは繁殖力が非常に強いため、放置しておくと急速に増えてしまいます。
さらに、ネズミは「衛生面での問題」「都市機能への影響」「経済的損失」という3つの重大なリスクを引き起こす可能性があります。今回は、ネズミを放置することの危険性について詳しく説明します。
健康に害を与える
ネズミは、サルモネラ菌をはじめとする有害な病原菌やダニ、ノミ、寄生虫などを持っていることがあります。
もし、ネズミがかじった食品をうっかり食べてしまったり、糞に触れてしまったりすると、食中毒やアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。また、ネズミは人を襲うこともあるため、怪我を防ぐための注意が必要です。
家を荒らされる
ネズミは家の柱や壁、家具などをかじって損傷を与える可能性があります。「リモコンのボタンをすべてかじられた」「気づかぬうちに壁に穴が開いていた」といった事例も実際に発生しており、ネズミを放置すると家の劣化が加速する恐れがあります。また、ネズミは糞や尿を散らかすため、部屋が汚れたり悪臭が発生したりすることもあります。
火災の原因となることがある
ネズミは電化製品やコンセントをかじることがあり、それによって漏電や火災を引き起こす恐れがあります。さらに、ネズミが原因で発生した火災には保険が適用されないこともあるため、十分な注意が必要です。
まとめ
ネズミは通常夜行性で、昼間は安全な隠れ場所に身を隠していることが多いですが、食べ物を求めてキッチンなどに現れることもあります。
ネズミがどこに潜んでいるかを確認するには、ラットサインを探してみましょう。糞尿や足跡などの痕跡を見つけた場合、その場所をネズミが通っているか、住み着いている可能性があります。もしネズミが家に定住している場合は、早期に専門業者に依頼して駆除を行うことが重要です。
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