■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)
害獣駆除業者は多数存在するものの、中には信頼に欠ける業者も存在します。近年、害獣駆除サービスに関するトラブルが増えています。
知識がなければ、ホームページを見ただけでは悪徳業者を見分けることは困難です。
そこで、”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の代表取締役の”高橋”が「信頼できる害獣駆除業者の選び方」を紹介します。
この記事を参考にすることで、不正な請求や不適切な害獣駆除による被害の拡大などのリスクを避け、トラブルを防ぐことができます。
目次
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間違いのない害獣駆除業者の見分け方!5つのポイント
- 【当てはまると要注意】悪徳業者を見分けるチェックリスト7項目
- 3,被害状況の説明が適当で証拠を見せない、又は捏造、別の現場の写真をみせる
害獣駆除をプロの業者に頼むメリット
害獣被害に直面した際、業者に依頼するか自分で対処するか迷うことはよくあります。業者に依頼することを躊躇する理由の一つは、費用がかかることです。しかし、害獣駆除は専門の知識が必要で、素人では上手くいかないことが多いです。プロに依頼すると費用はかかりますが、以下のメリットがあります。
– 確実な判断で迅速に対応し、被害を最小限に抑えることができる
– 死骸の処理や消毒なども行ってくれる
– 再発防止策を講じることができる
これらは、害獣駆除をプロに依頼する大きな利点です。最近ではホームセンターで害獣対策グッズも販売されており、自分で対処可能な場合もありますが、失敗により被害が拡大するリスクもあります。迷った時は、上記の利点を考慮して判断しましょう。死骸の処理が困難だったり、ゴキブリなどの虫が苦手な方は、早めにプロの業者に依頼することをお勧めします。
間違いのない害獣駆除業者の見分け方!5つのポイント
害獣駆除は経験がモノをいうプロの世界です。
相手は動物なので絶対的な方法はなく、害獣の種類、周辺の環境やそのほか諸々の状況に応じて柔軟に対処する必要があるからです。
例えば被害があるのが新築の家か、古民家かでも、その対処は全く変わってきますし、害獣がねずみかイタチかによっても、駆除の方法が変わります。決まった型がないからこそ、引き出しの多さや経験がモノをいうので、実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
業者選びで重視すべき次の点は、保証内容です。
害獣を一度追い出しても、戻ってくることは珍しくありません。
その際に「保証がない」、または「保証内容が不十分」だと、追加の費用が発生します。
保証には、「部分保証」と「侵入保証」の2つの主要なタイプがあります。
部分保証:業者が塞いだ穴が壊れて害獣が再侵入した場合に、その破損箇所に対する保証
侵入保証:業者の駆除作業後に害獣が家に再侵入した場合に、全てのケースに対応する保証
部分保証では、塞いだ箇所以外から害獣が入ってきた場合、保証対象外となるため、侵入保証の方がはるかに優れています。
しっかりとした保証を提供することは、業者の信頼性の証明でもあります。
対策が不十分であれば、業者は何度も無料で対策を施さなければならず、結果として損失を出すことになります。
業者を選ぶ際は、「侵入保証」があり、保証期間が長い業者を選ぶと安心です。
「屋根裏にいるのはねずみだと思っていたら、実はイタチやハクビシンだった」ということはよくある話です。そのため、害獣駆除を依頼する際は、様々な害虫や害獣に対応できる、または豊富な実績を持つ業者を選ぶことが重要です。業者が来ても「この害獣には対応できない」と言われてしまうと、費用はかからないかもしれませんが、別の業者を探す手間と時間が無駄になります。害獣駆除の方法は動物によって異なりますが、多くの害獣に対応した経験があるほど、応用が利くものです。相談する前に、ホームページで対応可能な害獣の種類や過去の実績を確認しておくと良いでしょう。
害獣駆除の費用は、対象範囲や作業内容によって大きく異なるため、単に費用で業者を選ぶのは困難です。基本料金が安いと思っても、追加作業で最終的な料金が高くなることは珍しくありません。以下のような基本作業があり、それぞれに費用が異なります
– 害獣の追い出し
– 捕獲用カゴの設置
– 侵入口の封鎖
– 駆除後の殺菌、消毒、清掃
したがって、総費用で業者を選ぶよりも、作業内容と費用の明確さを重視して業者を選ぶべきです。信頼できる業者なら、作業内容と費用を明確に提示し、調査を行わないと費用が不明な場合でも、事前にその旨を伝えてくれます。明確な作業内容と費用を提示する業者から2~3社を選び、見積もりを取得して比較することをお勧めします。そして、納得できる業者に依頼するのが最善です。
業者が自社のホームページを持っている場合、上記の「失敗しない害獣駆除業者の選び方1~4」の情報を比較的容易に入手できます。
もちろん、ホームページを持たない業者の中にも優れた業者は存在しますが、その判断に必要な情報を得るのは難しいです。
一つの目安として、自社で集客を行っている業者は比較的信頼できると言えます。
近年、害獣被害が増加しているため、優良な害獣駆除業者は非常に多忙です。
仲介業者を通じてのみ仕事を得ている業者は、暇な業者である可能性が考えられます。
【当てはまると要注意】悪徳業者を見分けるチェックリスト8項目
残念ながら、「失敗しない害獣駆除業者の選び方 | 5つのポイント」で説明した内容に該当しているように見えても、悪質な業者は存在します。ホームページでは何とでも表現できるため、悪徳業者は様々な手段で対策を講じています。このため、本記事では悪徳業者を見分けるためのチェックリストを提供しています。
- 1,接客態度が悪い
- 2,作業内容や費用が曖昧
- 3,調査時間が短い
- 4,被害状況の説明が適当で証拠を見せない、又は捏造、別の現場の写真をみせる。
- 5,ホームページの記載内容と違う
- 6,保証を付けないように誘導する
- 7,契約を急かす
- 8,余計な工事をして費用を数十万円増大させる
チェックリストに当てはまる場合は注意してください。
接客態度が悪い業者は、悪徳業者の可能性が高いため、依頼を避けるべきです。害獣駆除業者はもちろんサービス業に属しています。
優良な業者であれば、現場のスタッフだけでなく、電話対応の受付スタッフも含めて、対応は非常に丁寧です。「電話での応対が悪かった」と感じたら、別の業者を選ぶことをお勧めします。
害獣駆除を行う業者を選ぶ際は、作業内容や費用が不明瞭な場合は注意が必要です。悪徳業者は、作業内容や費用をあいまいにし、依頼主が専門知識を持たないことを利用して不要な作業を追加し、高額な費用を請求することがあります。実際に現場を見てみないと必要な作業が判断できない場合もありますが、信頼できる業者は事前に作業内容や発生する費用の可能性について説明してくれるはずです。作業内容や費用について不明な点がある場合は、業者に依頼する前に疑問を解消することが重要です。
・3,被害状況の説明が適当で証拠を見せない、又は捏造、別の現場の写真をみせる
被害の説明が不明瞭で、現場の証拠写真を提供しない業者は、悪徳である可能性が高いです。適当な調査をする業者は、被害の状況をきちんと説明できず、写真を撮る手間を省きます。巧妙な業者は、他の被害現場の写真を見せることもあるため、証拠写真には注意が必要です。被害の状況を写真で見せながら、詳細に丁寧に説明する業者は、悪徳でない可能性が低いと考えられます。
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社では、場合によって、お客様や弊社の社員などの音声入りの動画を撮影し、提示をします。
・4,余計な工事をして費用を増大させる
悪徳業者の場合、不必要な工事を勧めることが多いです。
不要な清掃や断熱材の入れ替え、点検口の増設、不要な殺虫や消毒など。
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社では、必要最低限の工事をご提案しております。
・5,ホームページの記載内容と違う
ホームページに記載されている内容と実際のサービスや価格が異なる場合は警戒が必要です。
ホームページは企業の顔であり、そこに不正確な情報を掲載している業者は信頼できないでしょう。
更新のタイミングにより差異が生じることはありますが、内容が大きく異なる場合は不正業者の可能性があります。
また、ホームページで集客目的の文言のみを掲載し、実際には高額な請求を行う悪質な業者も存在します。訪問前にホームページの内容を確認し、矛盾がないかどうかを判断しましょう。
・6,保証を付けないように誘導する
保証を提供しないように誘導する業者は、悪徳であると考えてもよいでしょう。保証の充実は、その業者の自信の現れです。無料の侵入保証があるにも関わらず、害獣に何度も侵入されると、業者は赤字になります。そのため、悪徳業者は新たな被害が発生した際に対応する必要がないように、保証を提供しないように誘導するのです。さらに、意図的に不十分な対策をして、再発時に費用を請求する業者も存在します。しっかりとした保証を提供する業者を選ぶことで、悪質な業者を避ける可能性が高まります。
・7,契約を急かす
良心的な業者は、契約を急がせることなく、(お客様からの熱烈な要望が無ければ)じっくりと検討する時間を与えます。害獣駆除業界では相見積もりが一般的であり、自信のある業者は他社との比較を推奨することもあります。しかし、悪徳業者は比較されることを避け、不安を煽るか、「今すぐ契約すれば割引します」といった手法で契約を急がせようとします。契約を急かされても、他の業者と比較することで、騙されるリスクを大きく減らすことができます。
害獣駆除業者選びの際の相見積もりのコツ
害獣駆除業者を選ぶ際の相見積もりのポイントをご説明します。
相見積もりのポイントは以下の通りです。
最低でも3社から4社に見積もりを依頼する
保証内容をしっかり比較検討する
見積もりの詳細を確認する
不安や疑問点についてきちんと説明を受ける
害獣駆除業者選びでの相見積もりのコツは、基本的には3社から4社に見積もりを依頼することです。
相見積もりを取ることで、各社の価格帯やサービス、保証の内容の違いが明確になります。
また、見積もりの詳細やどのような作業を行うのか、担当者の対応をチェックすることができます。
特に重視すべきは、費用の安さよりも保証内容と、不明点に対する業者の対応です。
いくら安くても、保証が不十分だと結局は割高になることがあります。
さらに、自分の不安や疑問に対して、親身に丁寧に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
まとめ
害獣駆除業者の質はまちまちです。しかし、注意点をすべて覚えるのは難しいですよね?そのため、業者に依頼する際は、この記事を参考にしてください。そうすれば、悪徳業者に騙されて損をすることを防ぐことができるでしょう!
ペストコントロール協会とは?
公益社団法人日本ペストコントロール協会は
1972年、昭和47年に設立、2024年今年で設立50年になる歴史のある公益社団法人です。
https://www.pestcontrol.or.jp/
公益社団法人日本ペストコントロール協会は以下のような事業を行っています。
- 有害生物に関する調査研究
- 防除技術に関する研修と技術の指導
- 防除事業の推進に必要な情報の収集と、これらに関する知識の普及と一般への啓発
- 企業に対する経営・技術等の監修及び 指導
- 「ペストコントロール技術者」の養成と認証、優良事業所の認証
- 建築物衛生法の指定団体に基づく各種事業
- 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づく、消毒及びねずみ族昆虫駆除業務支援
- 各種講習会
- etc…
公益社団法人日本ペストコントロール協会が直接ネズミを駆除するわけではありません。
公益社団法人日本ペストコントロール協会には傘下には各都道府県ごとにペストコントロール協会の連携会員がおり
その会員事業者がネズミを駆除(防除)します。
埼玉県には、一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会があり。
https://www.pestcontrol.or.jp/pcga/kantou_koushinetsu/tabid/144/Default.aspx
弊社、”すぐくる”総合リビングサービス株式会社は一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会の会員です。
ネズミ駆除を専門業者に依頼するメリットは以下の3つです。
・駆除までの期間が短い
・ネズミが運んできたダニなどの害虫対策やウイルスなどの消毒も対応してもらえる。
・再発防止処理を行ってくれる
実際に自力で駆除を行うとなると、天井裏をのぞいたり、床下にもぐったり、または屋根に登ったりなど個人だけで行うには難しい作業が伴うこともあります。
また最適な駆除方法を選択するのも難しく時間もかかるため、被害が拡大してしまうことも考えられます。
ネズミの残した排泄物やダニ、死骸も処理しなければなりませんが、専門業者であれば死骸の処理や消毒まで行うので、感染の心配や心理的負担も減らすことができます。
悪徳業者に遭わないために知っておきたいこと
近年、ネズミ駆除やハチ駆除など、害虫・害獣のトラブルが増えており
国民生活センターが消費者に注意喚起を行っております。
独立行政法人 国民生活センター
資料:国民生活センター(2018から2022年度受付、2023年2月28日までのPIO-NET 登録分)
ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意 (国民生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20240424_1.pdf
最後まで読んでいただきありがとうございます!
この記事が、ネズミのトラブルにあっているあなたに
少しでも役に立てていれば幸いです。