日本に生息するネズミ科のネズミは18種!ネズミによる被害と防除方法
ネズミの種類
日本にはネズミ科に属する18種類のネズミが生息していることが知られています。
建築物に侵入するネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類ですが、これら以外のネズミは法律で保護されています。
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録のある
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社で
防除作業監督者である”高橋”がお答えします!
出典:日本ペストコントロール協会
鼠害
ネズミの生息や徘徊により、多岐にわたる被害が生じることがあります。
・感染症や食中毒菌が媒介する健康被害
・経済的被害
・不快不衛生の風評被害
・火事火災
近年、SNSによる飲食店の衛生面に関する風評被害が深刻な影響を及ぼしています。
・建物の汚損
・ネズミが媒介するイエダニによる刺咬被害
・ネズミによる食品被害
・電線鼠害 などもあります。
ネズミの侵入箇所
一般住宅においては主に以下の箇所が侵入されやすいです。それぞれに適した対策を施すことがネズミの侵入予防になります。一度侵入してしまったネズミの駆除には、多大な労力と時間が必要になるため、まず侵入させないことが重要です。
・床下通気口
・給湯器やエアコンなどの配管配線貫通部
・屋根の段差や角(瓦の家の場合)
※但し、お家の作りや築年数による経年劣化などの状態によって侵入経路は多種多様です。
ネズミの対処法
環境的対策
ネズミが快適に暮らせないような環境を整えることで、自然と数が減っていくように促します。
定期的な清掃と整理整頓により、ネズミが住み着きにくい清潔な環境を保ちます。
化学的対策
殺鼠剤と忌避剤が用いられます。殺鼠剤には、即効性のあるものと、抗凝血作用によって徐々に効果を発揮するものがあります。
・抗凝血性殺鼠剤:ネズミが毎日少しずつ食べることで、体内に蓄積され、血液が固まりにくくなる作用があります。結果、内出血を起こし、徐々に衰弱して死に至ります。代表的な成分としては、ワルファリン、クマテトラリル、フマリン、ジフェチアロールなどが挙げられます。
・急性殺鼠剤:リン化亜鉛などの急性毒性殺鼠剤は、迅速な駆除効果が期待できます。
・忌避剤は、ネズミを忌避させることで、ケーブルの断線などの被害を軽減する効果が期待できる。しかし、ネズミの個体数が多い場合や、既に巣を作られている場合は、他の対策と併用する必要がある。
物理的対策
捕獲箱や粘着トラップによる捕獲:ネズミの個体数を減らす為に捕獲を行います。ドブネズミは生息場所が土場や下水の水が多い場所であるので、粘着シートでは捕獲されにくいです。捕獲箱を使用したほうが捕獲成績が良い場合があります。しかし、クマネズミは警戒心が強くどちらの罠にも捕まりにくいです。
超音波防鼠機の利用:ネズミはある周波数帯の超音波を嫌うことが知られています。その周波数をネズミが侵入してくる箇所に効果的に照射することで、忌避反応を起こさせ侵入を阻止する方法です。
侵入対策
※駐車場入り口や他街区との接合部天井裏、出入り口稼動部の構造上の隙間など、物理的遮断が不可能な箇所は、超音波防鼠機を設置することによりネズミの侵入を阻止します。
ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等のでお悩みの方は
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