ネズミ被害の深刻な実例:衛生、家屋、精神への影響と早期対策
■記事の信頼性
☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員
☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊
☆日本ペストロジー学会会員
☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の
防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!
(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)
「天井から物音がする」「食品がかじられている」といった異変は、ネズミ被害の兆候かもしれません。ネズミは単に不快なだけでなく、衛生・家屋・精神面にまで深刻な悪影響を及ぼす厄介な存在です。
ネズミを放置すると、感染症や火災リスク、精神的ストレスなど、深刻な被害につながる可能性があります。
この記事では、ネズミが引き起こす具体的な被害を**【衛生】【家屋】【精神】**の3つの側面から詳しく解説します。また、ご自身でできる対策から専門業者に依頼すべきタイミングまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. ネズミが引き起こす3つの主な被害
2. 衛生面での被害
・フンや尿による感染症
・ノミやダニの発生とアレルギー
・食品への接触
3. 家屋への被害
・フンや尿による建物の劣化
・配線被害による漏電・火災
4. 精神面での被害
・騒音によるストレス
・悪臭によるストレス
5. ネズミ被害を諦める前にできること
・自力でできる対策
・駆除の限界と専門業者に頼むべきタイミング
6. ネズミ被害は”すぐくる”総合リビングサービス株式会社へ
7. まとめ
ネズミが引き起こす3つの主な被害

ネズミは「たかが小動物」と軽視されがちですが、実際には私たちの生活に様々な悪影響をもたらします。見た目の不快感だけでなく、家の衛生環境を脅かし、建物に深刻な被害を与え、さらには精神的なストレスの原因にもなります。
ネズミはたった1匹の侵入から被害が拡大しやすく、放置すると対処が難しくなります。そのため、小さな異変に気づいた段階で早めに行動することが、被害の拡大を防ぐために重要です。
ネズミによる被害は、以下の3つに大きく分類されます。
・衛生的な被害: フンや尿、病原菌、寄生虫による健康リスク
・家屋への被害: 建物の劣化や、漏電・火災の原因
・精神的な被害: 騒音や悪臭によるストレス
これらの被害は、目に見える部分だけでなく、見えない部分でも徐々に私たちの生活を蝕んでいきます。ここからは、これら3つの観点ごとに、具体的な被害事例とその影響、背景について詳しく解説します。
衛生面での被害
ネズミが住宅に侵入すると、深刻な衛生上の問題が発生します。排泄物や体についている寄生虫を通じて、感染症やアレルギーなど、私たちの健康に悪影響を及ぼすことが少なくありません。
ここでは、ネズミが引き起こす衛生的な被害について解説します。
フンや尿による感染症
ネズミは、行動した場所にフンや尿を頻繁に落とします。これらの排泄物には多くの病原菌やウイルスが含まれており、注意が必要です。
主な感染症には、以下のようなものが挙げられます。
特に小さな子ども、高齢者、免疫力の低下している方は、感染リスクが高まります。しかし、適切に清掃・消毒をすれば、過剰に心配する必要はありません。早期にネズミの存在を発見し、適切に対応することが重要です。
ノミやダニの発生とアレルギー
ネズミの体には多くのノミやダニが寄生しており、ネズミと一緒に室内に入り込むことがあります。これらは人の健康にも影響を与えるため、アレルギー体質の方にとっては特に深刻な問題となる可能性があります。
具体的には、ノミ・ダニの発生により以下のようなアレルギー症状を引き起こすことがあります。
・皮膚のかゆみや発疹:ダニやノミに刺されることで、赤い腫れや湿疹、かゆみが生じます。
・喘息やアトピー性皮膚炎の悪化:ダニの死骸やフンを吸い込むことで、気管支喘息やアトピーの症状が悪化することがあります。
・アレルギー反応の発症:これまでアレルギー症状がなかった人でも、ダニアレルゲン(アレルギーの原因物質)に長期間さらされることで、鼻炎や結膜炎などの症状が発症する場合があります。
ネズミを駆除した後もノミやダニが残っていると健康被害が続くため、ネズミ対策と同時に害虫対策も行うことが重要です。
食品への接触
ネズミは優れた嗅覚を頼りに、人間の食料を求めて屋内に侵入します。袋入りの穀物、菓子、乾物などは格好の標的です。
具体的には、米袋やスナック菓子の袋がかじられて中身がこぼれたり、パンの袋が破られて中身が食い荒らされたりといった被害が多発します。このような食品は、ネズミの唾液やフン尿、体毛を介して病原菌が付着している可能性があるため、たとえ見た目に異常がなくても廃棄せざるを得ません。
また、ゴミ箱が荒らされて生ごみが散乱したり、調理台にフンが落ちていたりすることもあり、家全体の衛生環境を著しく悪化させます。この状態を放置すると、食中毒や感染症のリスクを高めるだけでなく、悪臭や害虫の発生につながる恐れもあります。
ネズミによる食品被害は、単に食べ物を無駄にするだけでなく、家族の健康や日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクを正しく認識しておくことが重要です。
家屋への被害
ネズミは健康面だけでなく、住宅にも深刻な被害をもたらす厄介な存在です。建材の劣化や配線の損傷といった被害は、目に見えない場所で進行することが多いため、気づいた時には大規模な修繕が必要になるケースもあります。
ここでは、ネズミが家屋に与える影響について、具体的な例を挙げて解説します。
フンや尿による建物の劣化
ネズミが家屋に住み着くと、天井裏や壁の内部、床下など目の届かない場所でフンや尿を繰り返します。これらの排泄物は建材に染み込み、時間の経過とともに劣化を進行させます。特に木材、断熱材、畳、壁紙など吸水性の高い素材は、変色、腐敗、カビの原因となるため注意が必要です。
また、ネズミの尿には強いアンモニア臭があり、一度染み付くと簡単には取り除けません。フンや尿が蓄積された場所は湿気がこもりやすく、悪臭の他にもダニやカビなどの二次被害を引き起こす可能性があります。
こうした被害を放置すると、家の耐久性や快適性が損なわれ、最終的にリフォームや補修工事が必要になるケースもあります。ネズミの排泄物による被害は目に見えにくい場所で進行するため、早期の点検と対策が重要です。
配線被害による漏電・火災
ネズミは、電線などの電気系統にも被害を及ぼすことがあります。一生伸び続ける前歯を削るため、硬いものをかじる習性があるネズミは、電線、LANケーブル、さらには配電盤の内部にまで侵入し、損傷の原因となるケースが多発しています。
実際、東京消防庁の発表によると、ネズミがかじったことが原因とみられる火災が、年間数十件報告されています。ある複合ビルでは、動力用分電盤の扉の隙間からネズミが侵入し、ブレーカーの結線部に接触してショート・出火する事故も発生しました。
さらに、ネズミによる配線の損傷は火災リスクだけでなく、家電の故障やインターネットの不通など、日常生活に支障をきたすトラブルにも発展しかねません。防犯カメラやホームセキュリティが停止し、予期せぬ二次被害につながる恐れもあるため、放置は危険です。
これらの被害は、家屋そのものの損傷とは異なりますが、私たちの生活インフラに直結する重要な問題です。
参考:消防防災博物館「動物が原因で出火した火災事例について」
精神面での被害
ネズミによる被害は、目に見える衛生面や建物への損傷だけではありません。実際の生活では、ネズミの立てる音やニオイが原因で、精神的なストレスを感じることも深刻な問題です。
ここでは、ネズミがもたらす精神的な影響について詳しく見ていきましょう。
騒音によるストレス
ネズミが屋内にいる場合、最初に気づく兆候の一つが「音」です。特に人が寝静まった夜間に、天井裏や壁の中から聞こえる「カリカリ」「ゴソゴソ」といった音は、ネズミが活動しているサインです。
ネズミは夜行性なので、深夜に活発に動き回る傾向があり、これは睡眠を妨げる大きな要因となります。
このような音が続くと、「何かがいる」という不安や恐怖心が募り、慢性的な睡眠不足や神経過敏に陥ることも少なくありません。ネズミの騒音によるストレスが重なると、本来安心できるはずの自宅が「落ち着かない場所」になってしまう可能性があります。
悪臭によるストレス
ネズミ被害の中で見過ごされがちなのが、強烈な悪臭による精神的なダメージです。ネズミの尿やフンはアンモニア臭を放ち、溜まると家全体に不快なニオイが広がります。特に換気の悪い天井裏や壁の内部で排泄されると、ニオイの発生源を突き止められず、長期にわたるストレスの原因となることが多いです。
また、屋内でネズミが死んだ場合、死骸が腐敗してさらにひどい異臭を放つことがあります。このニオイは市販の消臭剤や芳香剤では消しきれません。その結果、「気分が悪くなる」「食欲がわかない」「人を家に招けない」といった事態に繋がります。
集合住宅では、ニオイが壁や天井を伝って他の部屋に漏れることもあり、住民間のトラブルに発展する可能性も否定できません。清潔な生活空間を維持するためにも、こうしたニオイの原因を放置せず、早期の調査と根本的なネズミ駆除を行うことが重要です。
ネズミ被害を諦める前にできること
一度でもネズミが家に出ると、「もう終わりだ」と諦めてしまう方もいるかもしれません。しかし、諦める必要はありません。ネズミ被害のほとんどは、早期に対策を講じることで解決できます。
ここでは、今すぐ始められる簡単なネズミ対策と、それでも解決しない場合に専門業者へ依頼すべき判断基準について解説します。
自力でできる対策
ネズミ対策の基本は、侵入経路を塞ぎ、餌をなくすことです。まずは以下の対策を試してみましょう。
・侵入経路の封鎖: エアコンの配管穴、通気口、建物の隙間などをパテや金網で塞ぐ。
・食品・ゴミの管理: 食べ物は密閉容器に入れ、食べ残しを放置しない。
・忌避剤の設置: 市販のネズミ忌避剤を置き、ネズミを寄せ付けないようにする。
・粘着シートや捕獲器の設置: ネズミの通り道に粘着シートなどを設置し、捕獲を試みる。
ネズミは学習能力が高いため、対策を継続しなければすぐに慣れてしまいます。そのため、複数の方法を組み合わせ、定期的に見直すことが重要です。
自力での駆除の限界と専門業者に頼むべきタイミング
ネズミ被害が発覚した場合、多くの人がまず自力での解決を試みます。市販の忌避剤や粘着シートの設置、侵入口の封鎖などで、一時的にネズミの姿が見えなくなることもあるでしょう。
しかし、ネズミは非常に賢く警戒心が強いため、仕掛けられた罠を避けたり、新たな侵入経路を見つけたりと、自力での完全駆除は困難なのが現実です。
特に以下のケースに当てはまる場合は、個人の対処には限界があると考えましょう。
・駆除しても数日で再発する
・天井裏や壁の中で音が続いている
・複数の場所にフンや尿が散乱している
・異臭やノミ・ダニなどの二次被害が発生している
・ネズミの巣や種類が特定できない
特にネズミの巣が屋根裏、床下、壁内などにある場合、自力で特定し完全に除去することは非常に困難です。また、侵入経路を塞がなければ、駆除に成功しても再発を繰り返し、「いたちごっこ」の状態に陥ります。
さらに、自己流の対策にはリスクが伴います。例えば、捕獲したネズミの死骸の処理が不十分だと、腐敗による悪臭やウジ・ハエの発生につながりかねません。侵入経路を封鎖しようとして建物の構造を理解しないまま作業し、通気性や耐久性に悪影響を及ぼす事例もあります。このような誤った対処は、かえって被害を拡大させることになりかねません。
このように、自力での対策には限界があります。
そのため、確実かつ安全にネズミを駆除したい場合は、専門業者に依頼するのが最善の選択です。プロは建物全体を調査し、これまでの経験と専門知識に基づいて、的確な駆除と再発防止策を講じてくれます。
施工後のアフターケアが受けられる点も、専門業者に依頼する大きなメリットです。一時的な対策で終わらせず、根本的な解決を目指すなら、「プロに任せる」という選択が最も合理的と言えるでしょう。
ネズミ被害は”すぐくる”総合リビングサービス株式会社へ
「何度もネズミが再発する」「侵入経路がわからない」といったお悩みは、安心の公益社団法人 日本ペストコントロール協会会員の”すぐくる”総合リビングサービス株式会社にご相談ください。
”すぐくる”は、ネズミをはじめとする害獣の駆除を専門としており、現地調査から施工、再発防止までをすべて自社スタッフが担当します。仲介業者を挟まないため、中間マージンなどの無駄な費用が発生せず、安心して依頼できます。
また、現場ごとの被害状況を詳しく調査した上で、各家庭に最適な対策を柔軟に提案・実行してくれるのも大きな強みです。
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社は初回のご相談やお見積もりはさいたま市内無料ですので、「まずは話を聞いてみたい」という方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
「少し気になる」程度のネズミ被害でも、放置すれば深刻な事態に発展する可能性があります。感染症、火災、騒音、悪臭といった問題は、健康と安全な暮らしを脅かします。
ネズミの被害は主に、衛生面、家屋の損傷、精神的ストレスの3つの側面から発生します。フン尿や歯形、音やニオイといった兆候が見られたら、早急な対処が必要です。
対策の基本は、「侵入を防ぐ」「エサになるものを排除する」「巣を作らせない」の3点です。しかし、状況によっては自力での解決が困難なため、被害の規模や再発リスクを考慮し、専門業者への依頼も検討しましょう。
ネズミは一度住み着くと完全に駆除するのが難しくなるため、早期発見と迅速な対応が被害を最小限に抑える鍵となります。少しでも異変を感じたら、ためらわずにすぐに行動を起こすことが大切です。
”すぐくる”総合リビングサービス株式会社ではさいたま市内は無料での現地調査を行っていますので、ネズミ被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等の害虫でお悩みの方は
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