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ネズミは冬眠するのか?冬場に特に注意したいネズミ被害とその対策4選

■記事の信頼性

☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員

☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

☆日本ペストロジー学会会員

☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

”すぐくる”総合リビングサービス株式会社の

防除作業監督者で代表取締役の”高橋”が筆者です!

(”すぐくる”総合リビングサービス株式会社 高橋)

 

ネズミといえば、冬眠する生き物というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、家に住みつくネズミも冬眠するのでしょうか。夏場に天井裏でネズミの足音が聞こえていた家でも、冬になると音がしなくなることがあり、「冬眠したのかもしれない」と考える人も少なくありません。

この記事では、ネズミが冬眠するかどうかや、冬に行うべき対策について解説します。冬はネズミ駆除に最適な時期でもあるため、被害に困っている場合は、ぜひこの機会に適切な対策を実施してみてください。

 

ネズミは冬眠するの?

 

クマネズミ 出典:日本ペストコントロール協会
クマネズミ 出典:日本ペストコントロール協会

 

ネズミはそもそも冬眠する生き物なのでしょうか。まずは、冬におけるネズミの生態について詳しく見ていきましょう。

 

住宅に住みつくネズミは冬眠をしません。

結論から言いますと、「家に住みつく」ネズミは冬眠しません。
冬眠するのは、ハタネズミやアカネズミ、ヒメネズミなどの野生のネズミだけです。一方で、住宅に住みつくクマネズミやドブネズミ、ハツカネズミといった「家ネズミ」は、1年を通じて暖かい環境で生活できるため、冬眠の必要がありません。

つまり、気温が低くなる冬は、ネズミが暖を求めて天井裏や室内に入り込みやすい時期でもあります。そのため、ネズミが動きが鈍くなるイメージのある冬こそ、しっかりと対策を講じることが重要です。

 

冬にネズミの足音が聞こえなくなった場合に考えられる理由

夏場には頻繁に聞こえていたネズミの足音が、冬になると突然聞こえなくなるのはどのような理由によるのでしょうか。

家に住み着くネズミは冬眠しないものの、気温が10℃以下に下がると寒さの影響で動きが鈍くなることがあります。このため、十分な食料を確保できずに死んでしまうことがあり、その結果として足音が聞こえなくなる場合があります。

さらに、ネズミと同様に暖かい場所を求めて室内に侵入した害獣によってネズミが捕食され、数が減ったことで足音がなくなるケースも考えられます。この場合、新たに侵入した害獣による被害が発生する可能性があるため注意が必要です。

また、夏から秋にかけてネズミ対策を行った場合、冬に足音がしなくなると「対策が成功した」と思いがちですが、実際には駆除が不完全なことが多いのです。この点にも十分留意する必要があります。

 

冬眠しないネズミが引き起こす冬の被害に警戒を!

 

冬眠しないネズミ”すぐくる”

 

ネズミが冬眠していると誤解して対策を怠ると、実際には冬眠していなかったネズミの活動により、さまざまな被害が発生する可能性があります。冬眠しないネズミがもたらす被害として、以下のような例が考えられます。

 

ネズミ被害”すぐくる”

 

特に注意が必要なのは、住宅設備の損傷です。ネズミが暖かい屋根裏や床下に侵入し、ガス管や電線を傷めることで、最悪の場合、大規模な火災や事故が発生する危険性があります。

 

冬眠しないネズミには、冬の駆除が効果的です。

冬はネズミの活動が少ないからと駆除を後回しにするのは非常にもったいないことです。というのも、冬は他の季節に比べてネズミ駆除の効果が高いからです。

この章では、冬にネズミ駆除が効果的である理由について解説します。

 

死骸の腐敗が進みにくくなるため。

ネズミを駆除する際には、さまざまな罠や薬剤を使用します。暖かい季節にこれらを用いてネズミを捕獲・駆除した場合、速やかに処理しなければ、死骸の腐敗が進み、ダニやノミ、害虫、病原菌による被害が拡大する恐れがあります。

一方、冬は死骸の腐敗が進みにくいため、処理が多少遅れても大きな被害に発展するリスクは低いです。もちろん、冬でも適切に死骸を処分することが重要ですが、他の季節に比べて余裕をもって対応できるため、駆除を行う時期として非常に適しています。

 

活動が少なくなるため。

ネズミは冬眠をしませんが、寒さによりエネルギーを節約するため、動きが遅くなります。殺鼠剤を使って駆除する場合、夏だとネズミの動きが活発で、移動した先で死んでしまうことがあります。この場合、家中に散らばった死骸をすべて処分するのは、一般の人には難しいことです。

冬はネズミの動きが鈍くなり、移動が少なくなるため、毒エサを食べて死んだネズミの処分が容易になります。また、エサを求めて罠にかかりやすくなるという利点もあります。

 

秋に生まれた子ネズミが活発に動き始めるため。

ネズミの種類にもよりますが、春(3~5月)と秋(10~11月)は繁殖期のピークとなります。冬の寒さを避けるだけでなく、子育ての準備を整えるためにネズミは住宅内に侵入するため、この時期に繁殖が始まる前に駆除することが重要です。

秋に生まれた子ネズミは、わずか2か月で繁殖能力を持つため、冬の間に対処すれば、春に発生する大量の繁殖を防ぐことができます。

 

冬眠しないネズミに要注意!冬に実施すべき対策4つ

 

冬は、すでに住み着いているネズミの駆除を行うことが重要ですが、暖かくなった後に被害が発生しないよう、今のうちに予防策を講じることも大切です。この章では、冬に実施しておきたいネズミ対策を5つご紹介します。

 

1:ネズミの食べ物となるものを取り除く

ネズミは雑食性で、人間や動物が食べるものなら何でも食べるため、エサになりそうなものはすべて取り除いておくことが重要です。

冬は害虫などの問題が少ないため油断しがちですが、食材や生ゴミを外に放置すると、ネズミや他の害獣が引き寄せられてしまうので注意が必要です。仏壇のお供え物や観葉植物、飼料、球根、ペットフードなどもネズミの餌となるため、これらを外に放置せず、密閉できる容器に保管してネズミがアクセスできないようにしておきましょう。

 

2:巣を作らせないように対策を講じる

ネズミは屋根裏などに巣を作り、繁殖や子育てを行う生き物です。そのため、住宅内に巣を作らせないように対策を取ることが重要です。

紙類やティッシュペーパー、ダンボール、断熱材、布、ビニールなどはネズミの巣作りに使われてしまいます。家の中だけでなく、家の外にもこれらを放置しないように注意してください。

 

3:忌避剤を使って追い払う

忌避剤とは、ネズミが嫌う匂いを発生させ、侵入を防止したり追い払ったりするための駆除アイテムです。定期的に使用することで、ネズミはその場所が住みにくいと感じ、侵入しにくくなります。

また、すでにネズミが大量に発生している場合、毒餌や罠を使って駆除しても繁殖の速度に追いつかないことがあります。効果的にネズミを駆除するためには、罠や薬剤を使う前に、忌避剤である程度ネズミを追い出しておくことが有効です。

ネズミの駆除や予防に役立つ忌避剤として、以下のような製品があります。

ネズミの巣や通り道に吹きかける「スプレータイプ」
煙と匂いで追い出す「くん煙剤タイプ」
置いて使用する「設置タイプ」
ただし、同じ忌避剤を使い続けるとネズミがその匂いに慣れてしまい、効果が薄れてしまうことがあります。効果を維持するためには、異なる種類の忌避剤を定期的に使用して、ネズミに住みにくい環境だと認識させることが推奨されます。

 

4:侵入を防ぐ

ネズミは、わずか8mm程度の隙間でも侵入してしまいます。そのため、通気口や排水口など、通り道となりやすい場所にはパテや金網を設置し、侵入を防ぐことが非常に重要です。

特にネズミが侵入しやすい場所は以下の通りです。

・換気扇
・壁のひび割れ
・建物と基礎の隙間
・雨戸の戸袋の隙間
・屋根の通気口
・屋根瓦の隙間
・エアコンの室外機や配管の取り付け口
・床下の通気口

これらの隙間をすべてふさぐこともできますが、ネズミの糞尿や汚れ、油、黒い線などの痕跡(ラットサイン)を探すと、より効果的に対策ができます。ラットサインが見つかれば、それを元に侵入経路を特定することができます。

 

まとめ

野生のネズミは冬眠しますが、家に住みつくネズミは暖かい環境で過ごせるため、冬眠しません。冬になって足音や鳴き声が気にならなくなった場合、冬眠以外の理由が考えられるため、油断せずに駆除や予防策を講じることが重要です。

冬は他の季節に比べてネズミの駆除がしやすい時期ですが、知識がない方が自力で完全に駆除するのは難しいため、専門家に依頼して駆除や予防を行ってもらうことをおすすめします。

 

ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やトコジラミやシロアリ・ゴキブリ等のでお悩みの方は

 

 

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