大晦日の掃除はNG⁉ その由来や大掃除のやり方とポイントを押さえた掃除法
いよいよ霜月となり、一年に一度の大掃除を計画する時期がやってきました。しかし、忙しい年末にどうして大掃除をする習慣があるのでしょうか。また、昔から大晦日には大掃除を控えるべきだとされている理由についても気になります。
この記事では、年末の大掃除に焦点を当て、その由来や、大晦日に大掃除を避ける人が増えている背景について解説します。さらに、大掃除の基本的な手順、特にキッチン周りの掃除方法やコツについても詳しく取り上げます。また、最低限押さえておきたい大掃除のポイントについてもご紹介します。
目次
・大掃除の日は掃除をしてはいけない?
・大掃除の由来
・大掃除に大掃除をしない人が増えている?
・大掃除の順番の基本
・時短で楽々!キッチンの大掃除のやり方・テクニック
・最低限のポイントだけ!年末の大掃除のやり方・テクニック
・年末の大掃除は12月28日までに終わらせて
大晦日は掃除をしてはいけない!?
師走を迎え、年末が近づくと何かと忙しさを感じる時期ですね。一年を気持ちよく締めくくるためにも、そろそろ大掃除を計画している方も多いでしょう。ところで、大掃除を12月31日、大晦日に行うのは避けたほうがよいとされていることをご存じですか? 大晦日に大掃除をすると縁起が悪いとされ、福を遠ざけてしまうとも言われています。
大掃除の由来
そもそも、なぜ年末に大掃除をする習慣があるのでしょうか? その起源は平安時代まで遡るとされています。当時の宮中では、12月に一年間の煤(すす)を払い清め、新年に訪れる「歳神様」を迎える準備をしていました。この行事は「煤払い(すすはらい)」と呼ばれ、現在の年末の大掃除の元になっているといわれています。
大晦日に大掃除や洗濯をしないほうがいい理由
12月31日の大晦日だけでなく、12月29日や新年の1月1日も、大掃除や洗濯は避けたほうがよいとされています。12月29日は、その日付に「9」が含まれることから「苦」を連想させ、縁起が悪いと考えられるためです。また、大晦日の12月31日に掃除をするのは、歳神様を迎える準備としての誠意に欠け、失礼な行為と見なされます。さらに、1月1日の元旦に大掃除をすると、新年の福を掃き出してしまうことになり、せっかくの幸運を逃すといわれています。
「大掃除の日」はいつ?大掃除はいつまで?
年末の大掃除は、12月13日の「大掃除の日」をスタートにし、12月28日までに終えるのが一般的な習わしです。江戸時代には、大店や大奥で12月13日に煤払いが行われており、この習慣が次第に庶民の間にも広がったことで、この日が「大掃除の日」と呼ばれるようになりました。
大晦日に大掃除をしない人が増えている?
近年、大晦日に大掃除をしない人が増えていると言われています。その背景には、縁起に関する理由だけでなく、現代のライフスタイルや価値観の変化が影響しているようです。年末はイベントが多く、共働き世帯が増えている現代では、家庭ごとに大掃除の進め方も多様化しているのではないでしょうか。
年末に限らず時期を分散して掃除をする人が60%
生活情報サイト「レタスクラブ」(株式会社KADOKAWA)のアンケート調査によると、「年末にまとめて大掃除をする」と答えた人は全体の約4分の1ほどでした。一方、「年末にこだわらず、時期を分散して掃除をする」と答えた人はおよそ6割に上ります。
例えば、11月頃から毎週末に少しずつ進めたり、お盆やゴールデンウィークなどの長期休暇中、あるいは燃えるゴミの日の前日など、各家庭で効率よく大掃除を進める工夫を取り入れているようです。
大掃除の順番の基本
大晦日や年末に大掃除をしない人が増えているとはいえ、年の瀬でなければしっかりと掃除する時間を確保できない方もいるでしょう。そこで、大掃除を効率よく進めるためのポイントをご紹介します。
大掃除を効率的に進めるためには、作業を行う順番が重要です。どの場所から掃除を始めるべきか、掃除機をかけるタイミングはいつが良いのかなど、大掃除をスムーズに進めるための基本的な手順について詳しく解説します。
順番1:スケジュール表とリストの作成
まずは、大掃除の計画を立てるためにスケジュール表とリストを作りましょう。掃除の日程や所要時間、大掃除に必要な道具、普段手が回らない場所、さらに家族での役割分担などを整理してリストアップします。これらを準備することで、大掃除を効率よく無駄なく進めるための重要なステップとなります。
順番2:片付けと不用品の処分
年末の大掃除では、家の整理整頓と不必要なものの処分が最も重要です。掃除の前に物を片付けておけば、掃除がスムーズに進み、時間短縮になります。ゴミ収集日の確認や、不用品回収サービスの予約を早めに行うことが大切です。
順番3:キッチン、トイレ、浴室、洗面所
掃除を行う際は、汚れが広がりやすく、濡れやすい水回りから掃除を始めるのが基本です。掃除の順番としては、キッチン → トイレ → 浴室 → 洗面所の順で進めると効果的です。
順番4:各部屋
水回りの掃除が終わったら、次は各部屋の掃除を始めましょう。部屋の掃除は、できるだけ玄関から遠い場所から取りかかるのがポイントです。また、普段掃除しない天井や壁、家具の隙間などもしっかりと掃除することが大切です。
順番5:床、廊下、階段、玄関
床や廊下、階段の掃除は、水回りや部屋の掃除を終えた後に行いましょう。掃除中に移動することで、床や廊下が汚れる可能性があるためです。大掃除の最後には玄関を掃除し、ドアノブや手すりの確認も忘れずに行いましょう。
時短で楽々!キッチンの大掃除のやり方・テクニック
やり方・テクニック1:コンロまわり
最初に掃除すべき場所は、頑固な油汚れがつきやすいコンロ周りです。コンロの天板には、少量の水で溶かした重曹を塗り、歯ブラシなどでこすって汚れを落としましょう。換気扇やコンロの取り外し可能なパーツには、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤が効果的です。また、熱めのお湯に浸け置きすると、汚れがより簡単に落ちます。
やり方・テクニック2:シンク
次に掃除する場所はシンクです。シンクにこびりついた洗剤汚れや排水口のぬめりには、重曹を使用します。水垢を落とすには、クエン酸が適しています。ぬめりがひどい部分は歯ブラシを使うと、効率よく掃除できます。
やり方・テクニック3:冷蔵庫、電子レンジ、食器棚
最後に掃除するのは、冷蔵庫、電子レンジ、食器棚です。冷蔵庫や食器棚のほこりやゴミを掃除する際には、不用品も一緒に処分しましょう。電子レンジの内部に付いた油汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って掃除を行ってください。
最低限のポイントだけ!年末の大掃除のやり方・テクニック
これから、年末の大掃除で押さえておきたい基本的なポイントやコツをご紹介します。掃除や整理整頓が苦手な方や、年末にまとまった時間が取れない方などは、ぜひ参考にしてみてください。
やり方・テクニック1:大掃除の重点は水回り
大掃除と言うと「家全体を掃除しなければ」と思いがちですが、時間がない場合や掃除が苦手な方は、トイレ、浴室、洗面所などの水回りに重点を置くと良いでしょう。水回り専用の洗剤や、重曹、クエン酸を使った掃除が、汚れや臭いの除去に効果的です。
やり方・テクニック2:天井、壁、照明器具、エアコン
大掃除の際には、普段見落としがちな天井や壁の掃除にも取り組みましょう。天井や壁は、ほこりやクモの巣、手垢などで思った以上に汚れていることがあります。また、照明器具やエアコンの掃除も忘れずに行いましょう。これらの掃除は、高い場所から始めることがポイントです。
やり方・テクニック3:準備しておきたい掃除道具
大掃除には掃除道具の準備が欠かせません。重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸、酸素系漂白剤があれば、水回りをはじめ、家中の掃除に大いに役立ちます。また、雑巾やゴム手袋、スプレーボトルのほか、歯ブラシ、綿棒、竹串、メラニンスポンジなども便利な道具として覚えておきましょう。
年末の大掃除は12月28日までに終わらせて
大掃除の順番やポイントを把握し、スケジュールを立てたり掃除道具を準備したりすれば、効率よく掃除を進めることができます。そして、12月28日までに大掃除を完了させ、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。
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