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危険回避!スズメバチに刺されて死なない為に!!

ハチの種類と生態について

 

ハチの仲間は、アリと同じグループに属しており、ハチ目(旧名:膜翅目)と呼ばれています。

その種類は非常に多く、まだ名前がついていない種類も含めると、なんと30万種類にも達すると言われています。

 

ハチの暮らし方は様々で、植物に頼って生きているもの、他の昆虫に寄生するもの

狩りをして一人で暮らすもの、そして、社会を作って集団で暮らすものなど、実に多様です。

多くのハチの仲間の中で、私たち人間にとって不快だったり、刺されてしまう被害をもたらすのは寄生のアリガタバチの仲間と、社会性を持つハチのスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ、マルハナバチといった種類が挙げられます。

 

その中でも「刺すハチ」としてイメージするミツバチ、アシナガパチ、スズメバチといったハチは、巣や巣の中で育つ幼虫を守ることを目的に攻撃を行います。つまり、自身の身を守るというよりは、幼虫や巣を守るための防衛手段であるということです。
そのため、野原の花で蜜や花粉を集めるミッバチが突然人を襲うようなことはありません。林で幼虫のために昆虫を捕まえているアシナガバチや、森で樹液をなめているスズメバチが突然襲ってくることもありません。それらのハチを素手で捕まえ握ってしまえば刺されるでしょうが、そっと近づいて観察したところで、幼虫のための採餌行動を続けるでしょう。

スズメバチやアシナガバチなどによる刺傷事故で多いのは、巣の存在に気づかずに近づいてしまったケースです。

毎年毎年、数多くのハチの巣駆除を行っていますが、刺されてしまった方に状況を尋ねると多くの場合、剪定や草むしりで

「ハチの巣の存在に気が付かず作業を始めて、刺されてしまった」

と言う方がほとんどで、反対に軒下など見える場所にはちの巣が出来ていた場合には刺された方はほとんどいません。

 

スズメバチ類について

オオスズメバチ女王
オオスズメバチ女王

 

日本のスズメバチは、一年でその一生を終える生き物です。厳しい冬が来る前に、多くの巣は壊れてしまい、生き残るのは、次の世代を担う新しい女王バチ(メス)だけです。

 

夏の終わり頃に生まれた若い女王バチと雄バチは、しばらく巣の中にいて、その後、巣の外で交尾をします。交尾を終えた女王バチは、すぐに冬眠の準備を始めます。冬眠する場所は種類によって違いますが、一人で朽ち木や土の中で冬を越します。

 

春になると、冬眠から覚めた女王バチは、冬の間使い果たした体力を回復するために、樹液をたくさん吸って栄養を補給します。体力が回復すると、巣を作るのに適した場所を探し始め、5月頃から巣作りを始めます。最初の働きバチが羽化する6月下旬頃までは、女王バチ一人で卵を産み、子育てをし、巣作りをするという全ての仕事をこなします。最初の働きバチが誕生した後も、女王バチはしばらくの間、巣の材料や餌を集める仕事を手伝いますが、その後は卵を産むことに専念します。

 

働きバチが生まれ、巣はだんだん大きくなり、夏が盛りを迎えます。夏の後半から秋にかけては、巣の中で新しい雄バチと女王バチが生まれます。その頃から巣は衰えていきます。冬になると、残された巣は空っぽになり、翌春に再び使われることはありません。

 

スズメバチの活動期間は種類によって異なり、ヒメスズメバチは短い期間しか巣を作らないのに対し、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチなどは長い期間巣を作ります。

一般的に、一人で暮らすハチは、エサを探す以外では攻撃してくることはありません。しかし、集団で暮らすハチは、巣を守るために、刺激を受けると激しく攻撃してきます。

毎年夏から秋にかけて、スズメバチに刺されてしまう人が多く、ニュースで報道されることもあります。厚生労働省の統計によると、スズメバチに刺されて亡くなる人は年々減ってきていますが、それでもまだ多くの人が亡くなっています。

 

 

①オオスズメバチについて

出典:日本ペストコントロール協会
オオスズメバチ:ニホンミツバチの巣を襲撃に来た様子
出典:日本ペストコントロール協会
オオスズメバチ:ニホンミツバチの巣を襲撃に来た様子

 

スズメバチの種類の中でも、オオスズメバチは最も大きな種類です。女王バチは体長が40〜45mm、働きバチは27〜38mm、雄バチは35〜40mmと、かなり大きいです。頭部は大きく、オレンジ色で、顔の部分にある突起が特徴的です。胸の部分は黒色で、腹部はオレンジ色に黒い縞模様があります。全体の色や形は、コガタスズメバチと似ているため、見分けるのが難しいことがあります。

北海道から九州、そしていくつかの島々にも生息しています。本来は地面に巣を作る種類ですが、切り株や石垣の隙間、木の根元の空洞、古い木の洞、さらには動物の巣穴など、様々な場所に巣を作ります。最近では、家の屋根裏や壁の中などに巣を作ることもあります。

 

冬眠から覚めた女王バチは、5月頃から巣を作り始めます。最初の働きバチが生まれる6月下旬頃までは、女王バチ一人で、巣の材料を集め、巣を作り、卵を産み、幼虫を育て、栄養を補給するといった、全ての仕事をこなします。働きバチが生まれても、しばらくは同じような状況が続きます。巣作りが盛んな時期には、巣の近くで土を掘り返している働きバチの姿や、積み上げられた新鮮な土を見かけることがあります。巣が最も大きくなる時期には、働きバチの数が300〜500匹にも達します。

 

オオスズメバチは、顎が非常に強く、コガネムシやカミキリムシなどの甲虫類、チョウの幼虫、クモなどを捕まえます。さらに、他のハチの巣も襲うことがあります。働きバチは攻撃性が非常に強く、巣に近づくと、顎をカチカチと鳴らして威嚇します。街の中での被害は少ないですが、山や丘、低い山など、自然が多い場所でハイキングやキャンプをしているときに刺されることが多いです。刺されると、他のハチに比べて痛みや腫れが強く、アレルギー反応を起こして命に関わることもあります。

 

 

 

②キイロスズメバチについて

出典:日本ペストコントロール協会
キイロスズメバチ
出典:日本ペストコントロール協会
キイロスズメバチ

 

近年、街中でもよく見かけるようになったハチです。女王バチは体長が25〜28mm、働きバチは17〜25mm、雄は22〜24mmと、スズメバチの中では中くらいの大きさです。体全体が黄色の毛で覆われていて、黄色と黒の縞模様が特徴です。頭部は黄色で、顔の部分にある突起が2つあります。

 

日本には2つの種類がいて、キイロスズメバチは本州、四国、九州、そしていくつかの島々に、ケブカスズメバチは北海道やロシアの東側などに分布しています。

巣は、岩の上や橋の下、家の軒先、木の枝など、開けた場所から、木の洞や家の壁の中、屋根裏など、隠れた場所まで、様々な場所に作られます。巣は大きく、働きバチの数が多いときには1,000匹を超えることもあります。

 

キイロスズメバチは色々なものを食べます。昆虫やクモを捕まえるだけでなく、人が飲み残したジュースや食べ残した肉なども食べます。他のハチの巣を襲って、働きバチを捕まえることもあります。花の蜜や樹液、熟した果物なども食べます。色々なものを食べることや、どこにでも巣を作ることができることから、最近では街の周辺で見かけることが増えています。

キイロスズメバチは、巣が狭くなると、別の場所へ引っ越しをします。そのため、家の軒下などで、急に大きな巣を見かけることがあります。

 

 

③コガタスズメバチについて

コガタスズメバチ成虫
コガタスズメバチ成虫

 

キイロスズメバチと並んで、街中やその周辺でよく見かける種類のスズメバチです。

女王バチは体長が25〜29mm、働きバチは21〜27mm、雄バチは22〜25mmと、スズメバチの中では中くらいの大きさです。体は全体的に黒色で、腹部に黄色の帯があります。頭部はオレンジ色で、顔の部分にある突起が3つあるのが特徴です。オオスズメバチと似ていますが、全体的に少し小さく、顔の部分の突起の数で見分けることができます。

北海道から九州、そしていくつかの島々にも生息しています。

巣は、庭の木や生垣の中、家の軒先や壁など、開けた場所に作ることが多く、他のスズメバチと比べて、巣の初期の頃は特徴的な形をしています。

 

コガタスズメバチの巣(初期)
コガタスズメバチの巣(初期)

 

働きバチが増えてくると、他のスズメバチと同じような丸い形になります。巣の色は、キイロスズメバチよりも濃く、大理石のような模様がはっきりしています。巣の大きさは他のスズメバチよりも小さく、働きバチの数も少ないです。

 

コガタスズメバチは、小さなハエやアブ、他のハチなどを捕まえて幼虫の餌にします。時には、大きなカマキリや甲虫類を捕まえることもあります。花の蜜や樹液、熟した果物なども食べます。

キイロスズメバチと比べて攻撃性が弱く、比較的おとなしい性格です。巣に直接触ったり、激しく動いたりしない限り、近づいても攻撃されることはありません。

 

 

④ヒメスズメバチについて

アシナガバチの巣を襲っているヒメスズメバチ
アシナガバチの巣を襲っているヒメスズメバチ

 

日本のスズメバチの中では、オオスズメバチに次いで大きな種類です。

女王バチは体長が35〜37mm、働きバチは25〜33mmと、かなり大きいです。体は全体的に黒色で、腹部に赤黄色の模様があります。腹部の一番後ろの部分が黒いので、他のスズメバチと見分けることができます。

 

北海道から九州、そしていくつかの島々にも生息しています。

巣は、土の中や木の洞、家の屋根裏など、隠れた場所に作ることが多く、他のスズメバチと比べて巣の底の部分が露出しているのが特徴です。コガタスズメバチやキイロスズメバチの巣とは少し違います。

 

ヒメスズメバチは、アシナガバチの巣を襲って幼虫を食べるため、他のスズメバチよりも巣を作り始めるのが遅く、活動期間も短いです。巣の大きさは、日本のスズメバチの中では最も小さく、働きバチの数も少ないです。

クヌギやコナラの樹液、花の蜜、熟した果物なども食べます。

攻撃性は他のスズメバチと比べて非常に弱く、おとなしい性格です。巣に近づいても激しく攻撃してくることはありませんが、顎をカチカチと鳴らして威嚇することがあります。

 

 

⑤モンスズメバチについて

モンスズメバチ 女王
モンスズメバチ 女王

 

モンスズメバチは、一見コガタスズメバチに似ているスズメバチです。

女王バチは体長が26〜30mm、働きバチは20〜26mmと、中くらいの大きさです。体は全体的に黒色で、腹部に赤褐色の模様があります。頭部はオレンジ色ですが、目の周りだけは黒色です。

モンスズメバチ 成虫
モンスズメバチ 成虫

 

北海道から九州まで広く分布しており、主に土の中や木の洞、家の屋根裏など、閉鎖的な空間に巣を作ります。一日中活動していて、夜でも活動している姿が見られます。

 

特にセミを好んで捕まえ、トンボも食べることがあります。クヌギやコナラの樹液、花の蜜、熟した果物なども食べます。キイロスズメバチと同様に、巣の場所を移動することがあります。

警戒心が強く、攻撃性も高いため、注意が必要です。

 

 

⑥クロスズメバチについて

 

クロスズメバチは、他のスズメバチと比べて体が小さく、黒い体に白い模様が特徴的なハチです。

女王バチは約15mm、働きバチは10〜12mmと、他のスズメバチに比べてかなり小さいです。北海道から九州、そしていくつかの島々まで、広い範囲で見ることができます。

巣は主に土の中に作られますが、木の洞や家の屋根裏など、様々な場所に作られることもあります。暖かい地域では、他のスズメバチよりも長い期間活動し、巣も大きくなります。

クロスズメバチは、ハエやアブなどの小さな昆虫やクモなどを捕まえて食べます。時には、公園のジュースの空き缶などに集まることもあります。

他のスズメバチと比べて攻撃性が弱く、おとなしい性格です。

 

 

アシナガバチ類について

 

アシナガバチは、スズメバチの仲間で、日本には11種類が知られています。私たちが普段見かけるアシナガバチは、その中の数種類です。

アシナガバチの1年の生活は、春に女王バチが冬眠から覚めて巣を作り始めることから始まります。夏には働きバチが生まれ、巣は大きくなります。秋になると新しい女王バチと雄バチが生まれ、古い女王バチは死んで、新しい女王バチは冬眠の準備を始めます。

 

アシナガバチは、チョウやバッタ、カマキリなどを捕まえて食べます。また、アブラムシが出す甘い液体や、花の蜜なども吸います。

女王バチは攻撃性が弱く、巣を刺激しなければ刺されることはありません。しかし、働きバチは攻撃性が高く、巣に近づくと刺されることがあります。刺されると、痛みや腫れを感じますが、通常は数日で治ります。

 

ハチ毒に対してアレルギー体質の人は、時にアナフィラキシー・ショックを引き起こし、死亡すること
もあるので注意が必要です。

 

①キアシナガバチについて

出典 ペストコントロール協会
キアシナガバチ
出典 ペストコントロール協会

 

キアシナガバチは、アシナガバチの中でも大型の種類で、体長は21~26mmほどです。体は全体的に黒色ですが、背や腹、顔面などに鮮やかな黄色の模様があります。この黄色の模様が特徴的で、他のアシナガバチと見分けることができます。

北海道、本州、四国、九州の平地や低山地でよく見られ、人家の軒下や木の枝、岩陰など、比較的低い場所に巣を作ります。巣は灰褐色で、釣鐘のような形をしています。巣の付け根の部分は、女王バチが分泌する物質で黒く光っていて、アリなどが近づけないようになっています。

キアシナガバチは、チョウやガの幼虫、バッタ、カマキリなどを捕まえて食べます。他のアシナガバチと比べて攻撃性が強く、巣に近づくと威嚇してくることがあります。刺されると、他のアシナガバチよりも痛みを感じます。

 

 

②セグロアシナガバチについて

出典 ペストコントロール協会
セグロアシナガバチ
出典 ペストコントロール協会

 

セグロアシナガバチは、キアシナガバチと並んで、日本産のアシナガバチの中では大型の種類です。体長は21~26mmで、体は黒色をしています。体の模様は黄褐色で、背の部分に2本の縦長の黄色の模様があるのが特徴です。前の方の腹部は黒色で、黄色の模様がありません。

本州から九州にかけての平地でよく見られ、人家の軒下や木の枝、壁の隙間などに巣を作ります。冬は、瓦の下や石垣の隙間など、乾燥した暖かい場所で越冬します。巣は灰褐色で、円形または少し歪んだ円形をしています。巣の天井の部分は、唾液で塗り固められて黒く光っています。

セグロアシナガバチは、チョウやガの幼虫、バッタ、カマキリなどを捕まえて食べます。アシナガバチの中では攻撃性が強く、巣に近づくと一斉に飛び出してくることがあります。刺されると、痛みや腫れが強く、他のアシナガバチに比べて症状が重くなることがあります。

 

 

③フタモンアシナガバチについて

フタモンアシナガバチ

 

フタモンアシナガバチは、体長が14~18mmほどのハチです。体は黒色で、腹部には2つの黄色い丸い斑点があるのが特徴です。この斑点が名前の由来になっています。

北海道でも見られますが、本州、四国、九州では特に普通に見られるハチです。人家の周りや農村地帯でよく巣を作ります。巣は、軒下や木の枝、フェンスなど、様々な場所に作られ、円形や楕円形の形をしています。

フタモンアシナガバチは、チョウやガの幼虫、バッタなどを捕まえて食べます。攻撃性はそれほど強くありませんが、巣に近づいたり、急に大きな音を立てたりすると、刺されることがあります。特に秋には、越冬場所を探す女王バチが、洗濯物の中に隠れていることがあり、洗濯物を干したり取り込んだりする際に刺されることがあります。

 

我が家でも十年以上前ですが、長男が靴下を履いた時に泣き出し、確認したら靴下の中に

アシナガバチがいたことが有りました。

 

 

④コアシナガバチについて

コアシナガバチ
コアシナガバチの巣

 

コアシナガバチは、他のアシナガバチと比べて小型の種類で、体長は11~17mmほどです。体は黒色で、赤褐色と黄色の模様があります。

北海道南部から九州にかけての平地や低山地でよく見られ、日当たりの良い石垣や生け垣、木の枝など、様々な場所に巣を作ります。巣は、船のような形をしていて、他のアシナガバチの巣とは少し違う形をしています。

コアシナガバチは、チョウやガの幼虫を主に食べます。攻撃性はやや強く、巣に近づくと威嚇してくることがあります。特に、庭の手入れなどをしているときに刺されることが多いです。

 

 

ミツバチ類について

 

日本では、セイヨウミツバチとニホンミツバチの2種類のミツバチが知られています。セイヨウミツバチはヨーロッパ原産で、ニホンミツバチは日本に昔からいるミツバチです。

 

ミツバチの巣は、スズメバチやアシナガバチのように毎年新しく作られるのではなく、数年も使うことができます。春になると、新しい女王バチが生まれるため、古い女王バチと働きバチのグループが巣を出て、新しい巣を作ることがあります。このことを 分封 (ぶんぽう) と言います。分封 の時期には、たくさんのミツバチが群れになって木の枝などにくっついている様子を見かけることがあります。

出典:日本ペストコントロール協会
ミツバチ:分蜂
出典:日本ペストコントロール協会
ミツバチ:出典:日本ペストコントロール協会
ミツバチ:分封

 

養蜂で飼育されているミツバチは、一般的に攻撃性が低く、人間を刺すことはあまりありません。しかし、一度刺されると、他のミツバチも刺激されて攻撃してくることがあります。

近年、世界中でミツバチが大量に姿を消す「蜂群崩壊症候群」という現象が問題になっています。この原因はまだはっきりとはわかっていませんが、様々な要因が考えられています。幸いなことに、日本のミツバチは、この現象の影響をそれほど受けていません。

 

 

①セイヨウミツバチについて

出典:日本ペストコントロール協会
セイヨウミツバチ
出典:日本ペストコントロール協会
セイヨウミツバチ

 

セイヨウミツバチは、働きバチの体長が約13mmと、ニホンミツバチよりもやや大きめのハチです。体は全体的に黄橙色をしています。ニホンミツバチとよく似ていますが、羽の脈の形で見分けることができます。

明治時代に日本に持ち込まれて以来、ハチミツを採るために全国で飼育されています。巣は、木の洞や石垣の隙間、屋根裏など、閉鎖された空間によく作られます。暖かい地域では、4月から5月にかけて新しい巣を作るために、たくさんのハチが群れをなして木の枝などに集まることがあります。セイヨウミツバチの大きな天敵はオオスズメバチで、巣を襲われることがあります。そのため、オオスズメバチの少ない都市部で野生化しているセイヨウミツバチもたくさんいます。

セイヨウミツバチは、ニホンミツバチよりも攻撃性が高いと言われています。

 

 

②ニホンミツバチについて

出典:日本ペストコントロール協会
二ホンミツバチ
出典:日本ペストコントロール協会
二ホンミツバチ

 

働きバチの体長は約12mmで、セイヨウミツバチよりもやや小型です。体色は全体的に黒色をしています。

本州、四国、九州、対馬などの平地から低山地にかけて広く分布しています。巣は、木の洞や岩の隙間、屋根裏、床下など、閉鎖された空間によく作られます。

毎年4月から5月頃になると、新しい女王バチが生まれるため、古い女王バチと働きバチのグループが巣を出て、新しい巣を作る

分封 (ぶんぽう)

という現象が起こります。この時、たくさんのハチが木の枝や壁などに集まるため、人からよく目撃されます。ニホンミツバチは、様々な植物の花粉や蜜を集めて巣に蓄え、食料としています。

ニホンミツバチは、巣を襲ってくるオオスズメバチに対して、集団でボール状に包み込んで熱で殺すという独特な防御方法を持っています。セイヨウミツバチに比べておとなしい性格で、スズメバチやアシナガバチと比較して、人間を刺すことは少ないです。

 

 

 

まとめ

 

「人を刺すハチ」についてまとめてみました、ミツバチ、アシナガパチ、スズメバチ以外のハチは素手で捕まえ握ってしまえば刺されるでしょうが、そっと近づいて観察したところで刺される事はまずありません。

 

マスコミの影響か?ハチに対して好感を持っている人は、この日本には多くないと思います。

 

そもそも昆虫そのものが好きではない人も、数多くいらっしゃいます、その昆虫の中でも、ハチに対してはゴキブリや毛虫(ガの幼虫)と同様に

人に害を成す昆虫、俗に言う「衛生害虫」として位置づけられた印象を持つ人の方が、圧倒的に多いでしょう。

 

2023年の交通事故死者数は、199件、

日本における蜂刺されによる死亡者数は、毎年平均で約15~20人

 

交通事故と比較すると圧倒的に少ないのがわかります。

人に役立つ「益虫」の側面も有るハチを、正しく恐れて自分や周りの人が刺されないようにしましょう。

 

 

ネズミやハクビシン・コウモリ等の害獣やハチやシロアリ・ゴキブリ等のでお悩みの方は

 

 

☆公益社団法人日本ペストコントロール協会会員

☆一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、感染症予防衛生隊

☆日本ペストロジー学会会員

☆建築物ねずみ昆虫等防除業登録の有る

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